自分自身に還るということ
こんばんは!Ring Artist のinsulaです。
最近は1日note一投稿を目指して頑張っています!
作品の背景やデザイナーのポリシーを知ってもらえたら嬉しいです。
私が指環をお勧めするときは、手にとって「これは自分の石だ」と感じた時には迷わずお求めいただくようにアドバイスしています。逆に言えばただ珍しい石だから欲しい、きれいだから欲しい、と感じるのであればその時でなくてもいいし、もっと言えばinsulaの指環でなくてもいいと思っています。
もちろんなるべくたくさん指環が売れたら嬉しいです!でも、理想は「自分自身を再発見できる石」に出会っていただくことなのです。
すこし非現実的な話かもしれませんが、私たちは自分が思う「自分像」の中に生きていますが、「本来の自分」はそこから少し離れている場合があります。過小評価していることもあるし、過大評価している部分もあります。
それを石が教えてくれる、と私は思っています。
石に限らず何事もそうですが、自分が惹かれるものというのは自分を投影したものです。こうなりたい、こうありたいという思いから選ぶことも多いと思います。
でも、石との出会いというのは普通の物欲とは違い、何か運命的なものを感じることがあります。
それは忘れていた一番純粋な自分との再会とでも言えるでしょう。
その人の繊細さ、美しさ、大胆さ、輝き、色。
そうしたものと心がぴたりと一致すると、言葉にできない高揚感が生まれます。
自分自身が一つ別の次元にステップアップしたような、本来の輝きを取り戻したようなそんな感覚です。
それは自分との一体感であり、自分で思っていたよりも美しい自分との出会いでもあります。強く大胆だと思っていた人が繊細に輝くミステリアスな石を選んだり、繊細だと思った人が大粒の迫力のあるインクオーツに惹かれることもあります。青が好きだと思っていた人がピンクを選んだり、サファイヤを買いに来たつもりがアクアマリンに惹かれたりもします。
私たちは本来の自分の姿で思うままに生きている時には強く、苦しまずに生きていくことができます。石はそうした「本来の私」を見せてくれる鏡なのだと常々感じています。
もし、どうしても頭から離れない石、指環がありましたらどうぞためらわずに手にとってみてください。あなた自身の美しさを思い出すための大切な相棒です。それはお金をいくら出しても経験することのできない「出会い」なのです。
目が離せない石、身につけた時に手放したくなくなる石、元から自分のものであったかのように心地よい石。そうした石との出会いを繋げたらと思っています。
もちろん、無理をして買うものではありませんので、経済的に難しいと思った時にはタイミングではないのだと思います。でも、少し勇気を出したら手にいれることができる。そう思った時にはどうぞ大切な時間を一緒に過ごすために、迷わずにお迎えいただくことをお勧めします。
これはinsulaの指環に限らずですが、ジュエリーと共に過ごせる時間も人間には有限ですから、自分を本当の意味で輝かせてくれる物との出会いは大切にしていただけたらと思います。
insula
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