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個展『花の指環』
こんにちは!Ring Artistのinsulaです。
さて、四月の個展が始まっています。
本日初日は12時の開店からたくさんの方に来ていただき感無量です。
この日に合わせて時間をかけて遠くからも近くから来ていただけるのは、本当に喜びです。
さて、『花の指環』の名前なのですが、今回は近くの里山や茂みに咲いていそうな花の名前が多くなりました。そういえば「紫陽花」とか「桔梗」とか「向日葵」とか「牡丹」「芍薬」「秋海棠」「ミツマタ」…。もっと付けたい名前の花いっぱいあったのに、気がついたら野の草花ばかり。
おそらく近所に咲く草花を見ながら考えたからだと思うのですが、整った花よりもそうした野山の花の方が私の心に深く根付いているようです。
特に最近気に入っているのが藤の花。子供の頃はそれほど関心がなかったのに、最近とくに気になる花です。日本の文化の中に古くから根ざしている花。気がつけば苗字の中に一番多い花ではないでしょうか。身近にあるのにその存在に気が付かないほどありふれた花。でも藤棚や山の木々にかかる藤の姿を見ると、現実離れした美しさを感じるのです。
個展が終わるまで京都の藤は咲いていてくれるか今年は心配なのですが、その時々の花の姿を楽しみたいと思います。
梅や桜などのピンクの花が終わり、藤や杜若などのブルーの花が美しい季節がやってきます。
過ぎ去る季節も、花の姿も留めておくことはできないから、その瞬間をめいいっぱい楽しむために、花の名を持つ指環とともにお花見にでかけてみませんか。
心に響く花の色が見つけられますように。
insula