子どもの非行の原因?対処方法はどうしたらいい?【日本インストラクター技術協会】
日本インストラクター技術協会です。現在、日本では子どもの非行の低年齢化が問題になっています。非行の原因は何か、対処法はあるのか、今回は子どもの非行の原因や対処方法について考えていきたいと思います。
非行少年の特徴:ある調査で非行少年の特徴がいくつか見えてくる
・劣等感をもっている
・情緒が不安定
・自己統制ができない
・自己中心的
・協力性、客観性に乏しい
・攻撃性や衝動性がある
・活発で活動的
こうした特徴が全ての非行少年にあてはまるわけではありませんが、一見すると非行少年といえない子どもに問題行動がある場合もあります。
精神分析の結果からいうと、
・道徳心が低い
・自我機能が未熟
という結果もあり、自分の感情の自己表現が非行という結果につながってしまう例も見受けられます。
子どもの非行の原因
上の項目で紹介したような子どもの特徴が非行の原因になることもありますが、それ以外にもいくつか非行の原因になりえることがあります。
・親の離婚
・家庭の貧困
・虐待やネグレクト
・愛情不足
・発達障害や精神疾患
本人の問題だけではなく、子どもを取り巻く環境も子どもの非行につながるケースがあります。
対処法は?非行を防ぐ、あるいは対処する方法
・本人の話をしっかり聞く
・家庭環境を見直す
・専門機関の利用
こうした対処法があります。
本人の話を聞くときは、否定するような言い方はしないことが重要です。
そして非行は本人の問題だけでなく、家庭環境も大きく影響することから、それらを見直す必要もあります。
家族だけで悩まずに、専門機関や窓口に相談することもおすすめします。
子どもの貧困率は現在7人に1人
その全てが非行に直結するわけではありませんが、貧困と非行の関わりは大きくあります。また、自己肯定感が低い人ほど非行に走るケースは大きいという結果もあり、自己肯定感をあげる取り組みが推奨されています。
自己肯定感は突然高まるわけではなく、乳児期からの大人との関わりが重要と言われています。小さいうちから、自己肯定感をあげる取り組みにも目を向けていきたいですね。