#44 リバランスとは。
投資では様々な資産クラスに分散した方が良いという話はこれまで散々してきました。
しかし、投資の世界は株が上がったり、下がったり、常に流動的なので自分が決めたアセットアロケーションが崩れて来る時があります。
そこで、例えば株の割合が減ってきたらつみたて額を上げて、割合を戻すような作業を
「リバランス」といいます。
結論から言うと
「リバランスはした方が良いが、頻繁にはしない方が良い」です。
リバランスの効果は様々な投資の名著で証明されています。
アメリカの名門大学「イェール大学」は大学基金の資産運用で劇的な成功を収めている大学の1つで世界2位の6兆円もの基金を運用しています。
その最高責任者で年率17%ものリターンを獲得しているデビット・スウェンセン氏も
「リバランスを着実に行うことがリスク管理になる」
と述べています。
具体的な方法は極めて簡単かつシンプルです。
1年に1回、リバランスを行うことが王道です。
「ウォール街のランダムウォーカー」のバートン・マルキール氏
「敗者のゲーム」のチャールズ・エリス氏
「世界の投資家は何を考えているのか」のアンソニー・ロビンズ氏
皆が口を揃えて「年に1回のリバランス」を推奨しています。
ボーナス時期に集中的に買い増しするのが王道ですが、まとまったお金がない場合は、つみたて額を少し増やして1年かけてリバランスを取る方法もあります。
売却はせずに買い増す方法のリバランスの方が余計なお金を取られなくて済みます。
まとめ
投資のバランスが崩れたらリバランスをしましょう。しかし頻繁にリバランスをすることは逆にリターンを下げてしまいます。
1年に1回が王道です。しかし入金力があまりない人であればつみたて額を上げる等して、リバランスを取りましょう。
3年かけてリバランスをした方が良いとの結果も出ているケースもありますので焦らず気長にリバランスをしても十分間に合います。
年間50冊以上のお金に関する本を読み漁り、40代で1400万円の資産を作った私が、「資産0円」から作り上げていったマインド、過程などを通じて、みなさまにも、その方法を、ささやかながらお伝えできたらと思います。
ちなみに、#44となっていますが、#100まで順番に読んで行ったら最後には「お金」の知識がついて、気がつけば、経済的自由に近づいているという設定になっています。長いお付き合いになるかもしれませんが、よろしくお願いしますm(__)m