体内緊急招集
ヘルパーT細胞 「全員、揃ったか。うむ。よし、我が社、Saki company limitedが、来週前半に逢瀬があることは、諸君の耳にも入っていると思う。残り数日しかないが、全力で職務を全うしてほしい。肝細胞勤務の諸君および胃、大腸小腸勤務の諸君らも、先週末の「暴飲暴食」「二日酔い」という難題も見事にクリアしてくれた。またアルコール摂取が始まったが、今回は『ギリギリラインを超えないこと。さもなければ、あなたの美は保証しない』という我々の強い意志は伝えたので、しばらくは大丈夫だろう」
管理者@足の裏 「右足の裏の皮はかなり綺麗になってますが、左足の一部はまだ、完成とは言い難いです。来週まで間に合うかどうか。尿素のクリームとヤスリでかなり元どおりになってますが、、、。例のミュールはまだ履くつもりなんでしょうか?
ヘルパーT細胞 「ああ、足の裏勤務の諸君も本当によくやってくれてる。ミュールはしばし履かないようだ。通勤時はスニーカーでしばらくは対応すると言っていた。なに、服とのバランス? 逢瀬と天秤にかけたらどちらを選択するかは明白。『どんな靴を履いていても、私が綺麗だったらいいの』と半ば、開き直りなつぶやきをしていたので、ミュールは当面封印だと思われるから安心しろ」
小腸代表 「件の二日酔いで、腸内フローラはかなり枯れてしまいました。その点、サキさんはどう考えているのでしょうか?まだ、完全復活とは言えないのに、逢瀬なんて、間に合うかどうか」
ヘルパーT細胞 「そこは我々としても、強く主張したいところだ。主従関係であるとは言え、こちらの意志をしっかり伝えないと、単なる操り細胞に成り下がるからな。大丈夫だ。納豆麹を初めとした発酵食品中心の食生活に戻したようだし、今回は多めに見てやってほしい」
大腸代表 「まあ、いい排泄物を出してるのはサキさんの力っていうより、我々の力によるところが多分にあるんですがね。その辺、ちゃんと評価していただけるなら、朝の2回の排泄物はちゃんとやりますよ。麹水もきっちり飲んでもらいますが」
ヘルパーT細胞 「ああ、もちろんだ」
子宮代表 「なんか、皆さんごめんなさい。私たち、いい思いばっかりしてて。。でも応援してます♡」
肝細胞の工場長 「御託宣はよくわかりました。で、今回の仕事の報酬は? ちゃんとしてくれないと、うちの若いもんもそろそろ暴動を起こすんでね」
ヘルパーT細胞 「もちろん。大量のドーパミンだ。体中、大放出のお祭りになるだろう」
(全員)おおおー。
もう、ほんとね、私という人間はふしだらで倫理観もなく、ダメな女です。