風が吹いた
会社帰り
気持ちのいい風が吹いて、いっときの清涼をもたらす
この帰り道の3分間、kの話をよく聞いていたな
しょうもないコントと無駄なほどの知識
ラブホテルであんな難しい話を聞いてる女はそうそういないはずだし、
セクシー下着着てスクワットの指導されてる女もいないだろう
どう考えても必然の出会いであり、我ながら完璧なエンディングだったと思う
終わったようで終わってない
どこかでまだ続いている
男女の醜い感情は排除し、欲情は全てベットで吐き出す
けじめだとかそういう別れの儀式もなく
神様が強制的に任務を終えたkをどこかに連れていった
ヘルメスのような美しい筋肉とゼウスのような絶倫さと
この世とは思えない思考は私をいつも異次元に連れていくけれど
それはポセイドンのように恐ろしく
どこかで恐怖心を感じていたことは否めない
誰よりも美しかった
そして
誰よりも怖かった
風がまた吹いた
眺めていた雲はまた別のメンバーに入れ替わる
ジムであったLくんと短期間で親密になった
いろんな「ちょうど」が重なって
濃厚な時間を過ごした
これもまた必然なんだろう
8歳下のkとは違い2歳上というのもあって
私に安らぎを与える
kのような怖いほどの美しさはないけれど
私の知らない感性を教えてくれる人
手の届かない思考ではないけれど、
近いところにいる人
私の話の受け止め方が上手で気がつくと
ベラベラとよく喋ってる
そしてやっぱりこの人もどこか変わっていて
見た目もずいぶん個性的だなと思う
kがきてLがきて
順番が変わることはなかっただろう
kにはない温かさを時にめんどくさくなってしまうけど、
それはそっとしておこう
我ながら地獄行き確定だとは思うけど
kの性的な強さはやはり尋常じゃなかったな、なんて思ってしまう
ごめんなさい
ねえk 私のお尻の角度よくなったのよ?
いつかまた見せることがあるのかも
でも仕上がったものを最初に触れたのはkではなかったね
いつもあなたを想う
穏やかに感謝の気持ちと
どうか幸せでありますようにと、祈りを添えて
Lくんに教えてもらったH.E.R
声が七色の音色のハープみたい
ふた間節分ぐらい違う大きく、
あったかい手に触れられると
すごく安心する
https://www.youtube.com/watch?v=EkbrLgM3xfA