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私、ナカムラミズキは何となく周りがそうするからと大学に進学した。 これから話すのは私にとってターニングポイントになった思い出の話。 この日がなかったら私は前に進めなかったかもしれない。 ある日の午後、幼なじみのクロハユウタロウ君と大学で知り合ったオオキアリカちゃんの3人で昼食後くつろいでいた。 何の話題から脱線したのか就活や資格試験の話になった。 目的もなく生きていた私と違って友人たちは確実に未来を考えて生きていることを知る。 「わたし? わたしは簿記と宅建の