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インスタベース新機能誕生秘話👬(人数料金設定機能)

インスタベースでは10月30日よりスペースのスペースの利用人数に合わせた支払い料金の設定・請求が可能な「人数料金設定機能」をリリースいたしました。
今回は「人数料金設定機能」の開発メンバーの1人であるshuさんにお話を伺いました。新たに導入された「人数料金設定機能」開発秘話をご紹介します。

人数料金設定機能とは??
利用人数ごとに時間単位、1日単位で利用料金が設定できる機能です。これまで、インスタベースにて施設を貸し出す際には、スペースを掲載するスペースオーナー(以下、掲載者)は、スペース単位で料金設定を行なっていただく必要がありました。「人数料金設定機能」のリリースにより業界特有の課金形態がある場合でも、既存の料金プランを変更することなくインスタベースに掲載していただくことが可能になります。

導入前の従来のシステムの課題や開発に至った動機を教えてください。
導入前はカラオケやサウナのような人数によって料金が変わる業界の企業さんをインスタベースに掲載するのが難しいという課題がありました。
例えば、そのような企業さんを掲載する場合インスタベースに複数のスペースを人数別に掲載する必要があり、載せた後の管理も複雑で面倒という点が問題でした。そのような問題が表面化してきた時に「なんとかしよう!」と言って立ち上げたのが人数料金設定機能です。

開発の際、何か問題や課題は生じましたか?
エンジニア目線からの開発時の課題は3つほどありました。

1つ目はスペースの作成が広範囲にわたる開発だったという点です。普通は一部だけなのですが、今回はスペースの作成からリストページで予約フローから決済まで一連の流れで開発する必要があったので既存の機能への影響範囲をどのくらい小さくできるかということが課題でした。インスタベースでの予約は掲載者・利用者どちらも関わる上に予約周りのロジックがすごく複雑なので欠損しないように細かなことにも気を配って安全に開発することを大切にしました。
その1つの策として考えたのが段階的なリリース戦略です。これは先ほど申し上げたスペースの作成からリストページで予約フローから決済までの広範囲の開発を3つに区切って少しずつリリースしていくというものです。この方法だと1番最初のリリースはサイレントリリースと言って、人数料金設定機能への動線を完全に切り、従来の機能と同じものだけど内側が人数課金もできる状態でリリースしました。そうするとコード自体は人数課金ができるコードだけど、ユーザーへの動線がないのでユーザーはいつも通りの予約フローをたどり、今までの機能が人数課金が入った状態にも関わらず、きちんと動くっていうのを担保することができます。また、自分たちが管理できる範囲に3つに小分けしてリリースすることで問題が起きた時にどこで起こったのかということがすぐわかるようになりました。

2つ目は10年以上の歴史を持つ複雑なコードへの統合が難しいという点です。インスタベースは10年以上の歴史があるコードを持つサービスなんです。 昔作られた機能であるほど技術的負債を伴うコードが多いので、自分たちが新たな技術的負債を生み出さないようにというのと、できるだけ負債を返済しながら開発を行ってました。

3つ目は決済関連の変更によるリスクを考えるという点です。決済は1円でも間違ってはいけないので、どこが切り上げ切り下げでとかを完全に頭に入れて開発する必要がありました。僕は前に支払明細書とか、支払明細書インボイス対応の時にその辺をすごく頭に入れてたので、それを活かして 開発しました。今のところは金額のミスがエラーでは報告されてないので良かったなと思っています。

以上の課題に加えて、人数料金設定機能のリリースと同時にインスタベースに載せますと言って下さった導入企業のジャンカラさんのスペースの流し込みなども行いました。ここまでチームメンバーと密に協力して開発していたので成功裏にプロジェクトを達成することができました。

具体的な導入事例について教えてください。
カラオケ・ダンススタジオ・サウナ・レンタルキッチンスタジオ・整体・サロン・レンタルジムなど様々なスペースで導入して頂いています。

新機能導入後、何か反響などは起こりましたか?
まずXで嬉しい反響がありました。「人数料金設定機能を待ってた」という投稿や、「早速使ってみて便利でした」という投稿が結構見受けられて、このような投稿に気づいたこのチームの方々が共有してくださるのを見るたびに「作ってよかったね」とみんなで言い合ったりしています。
さらに掲載者のニーズに合った機能をリリースすることができたので、リリース後1ヶ月ほど経った今では人数料金が設定されているスペースの予約が結構多くあります。先月だけで約500件の予約がありました。スペースの登録に関しても予約に比例して増加しています。このように目に見えてわかりやすい反響などもありました。

人数料金設定機能を今後どのような人にお薦めしたいですか?
先ほども言ったんですけど、料金によって変わる形態のスペースにお薦めしたいです。
カラオケとサウナ以外にも沢山あり、例えばホテルだったらホテルで1人と2人で価格が違い、朝食の朝食も1人ずつというように人数ごとに値段が違った方がやりやすいと思うのでお薦めしたいです。またゴルフの打ちっぱなし場やボーリング場 やラウンドワンのような総合施設やグランピングキャンプとか シェアラウンジなどにもお薦めできます。
他にも色々あり、この機能が便利に使える業界というのはキリがないくらいあると思うのでそういう人たちにお薦めしたいし使ってほしいなと思います。

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