【Owner's Voice vol.3】店舗の空き時間を活用して遊休資産に新しい価値を生み出す
屋上BBQが可能なスペースなど、さまざまな用途に合わせて使えるスペースを全国に展開している「MY ROOM」。
クラウドファンディングでレンタルスペースを開設するなど、新たな試みにも積極的です。
スペースに対する思いを伝えたい、その気持ちに突き動かされる「MY ROOM」のこだわりに迫るため、株式会社MY ROOM 早川さんにお話を伺いました。
ー貴社は全国で屋上を利用したBBQスペースや飲食店など多様なスペースを運営されていますが、どのようなところを見てエリアやコンセプトを決めていますか?
エリアについては、アクセスが良い場所を選ぶようにしています。
またコンセプトについては、当社はRelax ○○のようなシリーズで展開しており、提供する空間でリラックスしてお酒や会話を楽しんだり、お仕事をしていただけることをコンセプトにしております。
ースペース作りで具体的に工夫したり、運営においてこだわっているポイントがありましたらお教えください。
内装作りやユーザー様とのコミュニケーションには、「また利用したくなる」ことを目指してかなり工夫しています。
当社のスペースには大きく分けて2つの運営方法があり、
①自社にてレンタルスペースを設計して、貸し出すもの。
②すでに飲食店、サロン、ジムなどとして通常営業されている店舗の、空いている時間を活用させていただく、当社がスペースの運用代行のような立ち位置で運営するもの。
となっており、それぞれ違った工夫をしています。
自社店舗に関しては、可能な限り「仕組み」で稼働するよう取り組んでいます。予約からご利用、次回以降の再度利用促進まで、なるべく人を介せず仕組みで動かせるよう心がけています。
通常は営業されている店舗の運用代行に関しては、マイルームとしての応対レベルやサービスレベルが高くないと、各店舗様に迷惑をかけてしまう可能性があります。そのためお客様とのやりとりには自社ノウハウをフル活用し、専任の対応スタッフをつけて対応をさせていただいております。
また、店舗様からの信頼を得るため、トラブルがあった際にもフォローができるよう、利用時に利用者様から身分証明書を取得する場合もあります。
ほかの店舗での実績を活用しながら、提携店舗様が売り上げを上げるための施策を日々練っています。
ー貴社のスペースをご利用される方はどういった方が多いですか?
店舗様のご利用に関しては撮影用途での相談が多いです。
時期にもよりますが、20名ほどの規模で飲み会やアパレルのポップアップ、街コンなど商用目的からプライベートの方々まで幅広い層にご利用いただいています。
ー他のレンタルスペースとは違う、貴社の強みはなんですか?
①多くの利用者様に利用いただいて得た、「お客様が求めるもの」に基づいた店舗の内装設計。
②ITに強い不動産会社ということもあり、物件の仕入れ、選定、売れる可能性が高い店舗の見極めなどができること。
③自社運営のノウハウ、現在80店舗ほど運営している店舗活用の知見
これらが他社では真似ができない当社の強みかと思います。
ーレンタルスペース運営をされていて嬉しい、楽しいと感じるのはどのような時ですか?
お客様が求めるサービスを提供できたことが、レビューなどから知ることができた時はうれしいです。
また、売上や集客の動線を組むことができて、店舗のオーナ様からも本当にありがたい、とお礼のお言葉いただくこともあり、それがとても嬉しいです!
やはり多くの方からのありがとう、というお言葉に、楽しさとやりがいを感じています。
ースペース運営・掲載において大変なこと、難しいことはなんですか?
お客様の期待通りのスペースになっているかを確認しながら、スペースの提供の質を担保することはかなり難しいと感じています。
掲載件数が増えれば増えるほど作業工数は増えるため、日々課題ばかりが出てきます。その課題を1つずつ解決していくことは大変なことだと思っています。
ーインスタベースをご利用された感想を教えてください。
画期的なツールだと思っています!遊休資産に対してダイレクトにアプローチができるため、今後利用者は増加するかと思います。
また、掲載店舗やユーザー様も増えているため、インスタべ―スさんからの予約はこれからも期待したいです!
レンタルスペース事業を始めた時、私は会社員で、副業としてレンタルスペース事業をしていました。インスタべ―ス含め、プラットフォームを活用することで今は自分の会社を持つことができて、高校時代の友人と仕事ができるようになり、感謝しています!
ーレンタルスペース事業の未来はどうなると思いますか?
提供の形はこれから変わっていくかと思いますが、業界としては伸びていくと思っております。また、参入する事業主さんたちも増加すると思います。
まだ眠っている遊休資産を活用したいと手を挙げる人も増えてくると思いますので、インスタベースさんの成長がレンタルスペース事業の未来を大きく変えてくれると思っています(笑)
ー今後レンタルスペース運営を通して行なっていきたいことを教えてください。
自分がスペース運営を通じて独立できたため、今度はこれからチャレンジする人を応援したり、社会貢献性の高い事業をできたらと思っています。
その第一歩として、今年の5月に渋谷にシェアキッチンを立ち上げました。コンセプトとしては、“世代を超えてつながることできる、温かみのあるスペース”です。
これから店舗を持ちたいシェフの方、イベントを開きたい方、ママ会のスペースを探している方などなど、スペースを通じて、多くの方々の出会いのきっかけやチャレンジできる環境を提供していきたいです!
また店舗様に対しても、さらにアプローチしていきたいです。
加盟店舗数を増やしたいと考えているので、どのような場所ならご利用が増えやすいか、など店舗様側の利益になるような情報共有をもっと行いたいです。
また、何時から何時まで使えるのか、などの詳細な情報を当社がきれいに整理することで初めて有効活用できるスペースが増えるため、細かな情報整理が必要な店舗様についても当社でカバーしたいと考えています。
当社が現在運営する約80店舗はそれぞれに利用可能時間などの条件があり、各店舗に応じた細かな対応が必要です。大変ですが、それができるのは当社の強みです。
ー貴社はクラウドファンディングを通して、渋谷のスペースを開設されました。クラウドファンディングでレンタルスペースを作る、というのはあまり聞かない気がしますが、何かきっかけはあったのですか?
きっかけは、当社がクラウドファンディング運営サイトの「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」さんとお仕事をした時に、担当者さんから薦められたことです。
「MY ROOMのやっていることは面白いので、クラウドファンディングで発信してみたら?」と持ちかけてくださったことがきっかけです。
確かに、広さや立地などのスペース情報はあっても、「このレンタルスペースを誰が、どのようなこだわりを持って作っているのか」ということがわかるプラットフォームはあまりないんです。
その点、クラウドファンディングサイトに掲載することで、思う存分こだわりや思いなども書くことができて、それを知った上で応援していただけるのでは?と思ってやってみたいと思いました。
しかし実際によく調べてみると、レンタルスペースで目標金額まで達成している例は少なくて…。
でもやはりスペースのこだわりを知っていただきたい、という思いで掲載しました。
ーそちらの渋谷のスペースは、飲食営業許可を取得していますね。ご利用された方からの反応はありますか?
はい。例えば、料理系の番組や、YouTuberさんがその場でお料理も撮影もできる、ということでご利用してくださるケースは増えています。
会議利用も多いですね。会議に使い、キッチンもあったのか、と見つけて下さって次の時にはキッチン利用も、ということもあり様々な用途で利用様にアプローチできていると思います。
飲食営業許可を取得する手続きには難しい部分もあるため、注意して進めました。
飲食営業の目的でもぜひご利用いただけますと嬉しいです。
早川さん、ありがとうございました!
MY ROOMさんこだわりのレンタルスペースは、下記リンクからご予約いただけます。
おしゃれで使いやすいスペースがたくさんありますので、さまざまな用途で、ぜひチェックしてみてください。