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3M Company の四半期配当は0.73ドル

2月4日(火)に、3M Company の配当額が発表されていました。

2025年最初の配当は1株当たり0.73ドル。前回から3¢アップ😆!
配当支払は3月12日(水)。
権利付き最終日は2月14日(金)だったので!もう過ぎてますね。
ま、私はずーっと株持ちっぱなしなので、「ああその日にはもう株売っちゃってたよ」とか言うことはないですけど😆!

The 3M Board of Directors (NYSE:MMM) today declared a dividend on the company's common stock of $0.73 per share for the first quarter of 2025. The dividend is payable March 12, 2025, to shareholders of record at the close of business on February 14, 2025.

今日(米国時間で2月20日)の3Mの終値は$149.08であるから!
2025年の四半期配当が毎回$.0.73と仮定すると年間では$2.92。
配当利回りは、1.96%。だいぶ利回り下がった・・・というよりは、だいぶ株価上がりました😆!
この1年間の株価チャートこんなだし!
基本右肩上がりで、7月の大ジャンプ付き!

3M Companyの株価チャート(2024/02/19~2025/02/20)


Solventum社のスピンオフ前まで、60年以上の連続増配を経て年間6ドルに達していた配当は、スピンオフ後1年目は

    $0.70+$0.70+$0.70+$0.73=$2.83

に激減してしまいました😥。

再び連続増配株を目指してほしいところですが、スピンオフ後の昨年4月、3Mは配当方針を「調整後フリーキャッシュフローの40%を配当する」に変更したと発表しましたので、素直にこれを読めば業績連動配当する、ということになります。業績が順調に伸びれば結果として連続増配になるけれど。

実際、今回発表された1株あたり$0.73という配当、すごく意味深。
どういうことかと言うと、2024年度の3Mの調整後1株利益が$7.30なのです。その10分の1を年4回支払えば、調整後1株利益の40%を配当するということになります。フリーキャッシュフローコンバージョン(=フリーキャッシュフロー÷純利益)が100%と仮定すれば

  調整後1株利益=1株当たりの調整後フリーキャッシュフロー

なので、今回決定された配当額は、2024年度の業績と配当方針を素直に反映した結果に見えます。

なので、連続増配株への再挑戦を期待していたけど、この発表を見て、業績連動配当株になったんだろうなあと考えを改め連続増配期待は捨てました。3Mは景気敏感株なので、不況の時は配当減ることもあるでしょう、と。


同時に、75億ドルの自己株取得を発表しています。
株価150ドルと仮定すると5,000万株を買付できるし、2024年度の3Mの純利益40.24億ドルだから、莫大な金額。
3Mの発行済み株式数が539,470,303株(5.4億株弱)あるので、市場にある株式を9%くらい減らしちゃえ、と。
期限の定めがないので、10年とかかけるのかもしれませんけど😆!

The board also authorized the repurchase of up to $7.5 billion of 3M's outstanding common stock, replacing the company's existing repurchase program. The authorization has no pre-established closing date.As of December 31, 2024, 3M had 539,470,303 common shares outstanding and 57,056 shareholders of record.


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