インテルが食べられちゃう?
昨日、日本経済新聞をぼやっと読んでいてびっくり。眠気が一気に吹き飛びました。
コンピュータの心臓部、CPUの設計製造でかつて世界に君臨した王者インテルが、買収を打診されるなんて・・・もし実現すれば、売上高400億ドルの会社が、500億ドルの会社を飲み込む形になります。
私がコンピュータを触り出した頃はCPUはほぼインテル一択でした。当時もAMDはありましたけど、AMD製のチップは不安定でよく落ちるから絶対買わない、というくらい圧倒的な品質の差があったのに、今や立場は逆転。ずいぶん時代が変わったねえ、とお年寄りみたいなことを言ってしまいます。
つい最近も、インテルのCPU(13世代と14世代)に不具合があることが公表されました。パッチが配布されているみたいですが、パッチ配布前に問題を起こしたCPUには修復不可能な損傷が起きているらしく。製品も業績も残念過ぎる、奢れるものは久しからず、ということでしょうか。
でもインテルにも復活してほしい、ソニーのように。
インテルの絶頂期だった2000年代に緩やかに衰退し、2010年代前半には苦境のどん底にあったソニーは今やみごとに復活を遂げ、いつの間にか株式時価総額でインテルを上回っています。インテル934億ドル(1ドル=145円換算で13.5兆円)、ソニー16.7兆円。
そしてクアルコムには悪いけど、インテルには買収によってではなく自力で復活してほしい。
なにしろ、私、インテル株もクアルコム株もそこそこ保有しているので。買収が成立してしまったら、おそらくクアルコムは多額の借金を背負い込むことになるし(株価にマイナス)、インテルの買収価格はおそらく私の投資額より小さい(売却損が出る)。インテルじゃなくてNVIDIA買っておけば良かったのに~。
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