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インテルが食べられちゃう?
昨日、日本経済新聞をぼやっと読んでいてびっくり。眠気が一気に吹き飛びました。
クアルコムが買収打診、動き出すインテル救済、相乗効果期待 成立は不透明
業績不振に陥った米インテルの救済に向けた動きが本格化してきた。米クアルコムがインテルに買収を打診したことが20日に明らかになった。実現すればテクノロジー業界で過去最大規模の買収となる。米政府がめざす半導体産業の復権に欠かせないインテルを軸に、再編の機運が高まっている。
(中略)
インテルがクアルコムによる買収を受け入れるかどうかは不透明だ。インテルは受託生産事業で外部から資金を調達しようとしているものの、半導体の設計を含めた会社全体を売却する選択肢はこれまで示してこなかった。
仮に両社が合意に至ったとしても、実現に向けたハードルは高い。各国の規制当局による独占禁止法の審査対象となる可能性が高い。過去には米エヌビディアによる英アーム買収計画が独禁当局の懸念を解消できずに頓挫した。
(以下省略)
コンピュータの心臓部、CPUの設計製造でかつて世界に君臨した王者インテルが、買収を打診されるなんて・・・もし実現すれば、売上高400億ドルの会社が、500億ドルの会社を飲み込む形になります。
私がコンピュータを触り出した頃はCPUはほぼインテル一択でした。当時もAMDはありましたけど、AMD製のチップは不安定でよく落ちるから絶対買わない、というくらい圧倒的な品質の差があったのに、今や立場は逆転。ずいぶん時代が変わったねえ、とお年寄りみたいなことを言ってしまいます。
つい最近も、インテルのCPU(13世代と14世代)に不具合があることが公表されました。パッチが配布されているみたいですが、パッチ配布前に問題を起こしたCPUには修復不可能な損傷が起きているらしく。製品も業績も残念過ぎる、奢れるものは久しからず、ということでしょうか。
でもインテルにも復活してほしい、ソニーのように。
インテルの絶頂期だった2000年代に緩やかに衰退し、2010年代前半には苦境のどん底にあったソニーは今やみごとに復活を遂げ、いつの間にか株式時価総額でインテルを上回っています。インテル934億ドル(1ドル=145円換算で13.5兆円)、ソニー16.7兆円。
そしてクアルコムには悪いけど、インテルには買収によってではなく自力で復活してほしい。
なにしろ、私、インテル株もクアルコム株もそこそこ保有しているので。買収が成立してしまったら、おそらくクアルコムは多額の借金を背負い込むことになるし(株価にマイナス)、インテルの買収価格はおそらく私の投資額より小さい(売却損が出る)。インテルじゃなくてNVIDIA買っておけば良かったのに~。
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