やせ薬!ファイザー、お前もか
12月1日、ファイザーがやせ薬の開発を中止したと発表したことを受けてニューヨーク証券取引所でファイザーの株価は5%も下落。
やせ薬を開発して業績絶好調なイーライリリー(USA)やノボノルディスク(デンマーク)に続けという気持ちは分からないでもないですが、なんか釈然としないといいますか😅
糖尿病治療薬としての需要以外に、(病気ではないが)痩せたいという需要もあってやせ薬がもてはやされているのは現象としては認識できますが、「病気でもないのに毎週お腹に注射してまで食欲抑えたいのか?」と思ってしまいます。
<注>ノボのやせ薬は飲み薬ではなくて注射です。
パンデミック発生から1年も経たぬうちにコロナワクチンを完成させた創薬技術、もうちょっと賢い使い方をしてほしいものです😤
そんなファイザー社が「やせ薬の開発を中止した」と発表したプレスリリースがこちら。
読んでみると、なかなかエグイことが書いてあります。
エグイ部分を引用します。
daunglipron というのが、ファイザーが開発(に失敗)したやせ薬の名前です。上に引用した英文を訳すと、
ほとんどのよくある有害副作用は弱く胃腸本来の機能と整合的ではあったが、
副作用の発生率は高かった(73%で吐き気、47%で嘔吐、25%で下痢)。
治験の中断率は50%を超え、プラセボ(偽薬)の40%を有意に上回った。
安全性を示唆する新たな事項は報告されず、
danuglipronの服用と肝酵素の上昇に関連性はなかった。
本研究のデータは将来学会で発表または論文に掲載されることになる。
薬飲んで高確率で吐き気催すのだから食欲抑えられるに決まってるじゃないですか、当然の帰結として治験参加者はけっこうな確率で痩せるでしょうね。しかし、薬飲んで具合悪くなって痩せるとか、もはや毒薬ですよ😫
いいなと思ったら応援しよう!
「この会社の事業内容、決算知りたい!」募集中。