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時は在るか

公園の時計の横に、大木があった。

時計は時を刻む。しかし、大木は時を意識しない。古木になり、朽ち果てても、自然は次の木を創り出す。

自然に終わりはない。締め切りもない。ただ在り続けるだけだ。

時は在って、無いものだ。有限を生きるものが時を意識すれば在るが、意識されなければ無い。

夢の中にも時は無い。夢の中で我々は無限の時を生きている。本当は我々も無限の存在なのである。



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