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”中原にゃん研”始動 ―テクノロジーの未来、ぜんぶ猫から考える
みなさん、猫、足りてますか?
ストレスフルなこの時代、私たちには猫が必要です。
そう、猫なんです。
私たちは新プロジェクト ”中原にゃん研" の始動をここに宣言しますにゃ。
なぜ 猫 × 技術なのか? ―きっといろんな壁を越えられるから
「インターネットの15%は猫でできている」「秘密結社NNNは存在する」──そんな話を聞いたことがあるでしょうか?そうした都市伝説(?)を多くの人が信じてしまうほど、ネコには人々を惹きつける力があります。そこで私たちは、猫を介して、技術と未来をもっと身近にしてくれる柔らかなアプローチを考えました。新プロジェクト "中原にゃん研" の始まりです。
これまでインスピラボでは様々なインスピレーションを提供し、アイデア発想につなげてきました。それらをただの夢物語で終わらせたくはない。私たちは、「アイデアのその先」──つまり、実際に社会に実装するところまで見据えたいのです。想像だけでなく、世の中を少しでも良くするために、アイデアと自社の技術をつなげて現実にする一歩が必要だと考えています。
ところが、技術の話は難解になりがちです。「専門的すぎる」「難しそう」「よくわからない」と思った瞬間、多くの人が関心を失ってしまう。これではもったいない! スゴさが伝わってない!もっと気軽に、もっと楽しく技術に触れられる方法はないだろうか? そう考えたとき、ふと気づいたのです。
──「猫ではないか?」
猫は、国境も文化も関係なく、人々を魅了し続ける存在。彼らの前では、SNS上の論争さえも一瞬で和み、世界は一つになったかのように錯覚します。そんな猫が、技術への心理的ハードルを軽々と飛び越えさせてくれるかもしれない。
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しかも、私たちは猫との相性がいい!なぜって、2月22日は、にゃん・にゃんにゃんの日であると同時に、ふ・じ・ツーの日。
さらに、社内SNSで熱量のあるコミュニティーは猫を愛でる会。
さらにさらに、量子コンピューターを推すからには、シュレディンガーも猫まみれ。
もう猫でいくしかない。
どんなプロジェクト? ―それは猫型プロトタイピング
このプロジェクトでは、猫をインターフェースとすることで、難しい技術でも身近に感じてもらい、技術の理解促進と興味関心の向上を目指します。
猫が持つ“ゆるさ”や“愛され力”を技術と融合させることで、専門的な技術の敷居を下げ、新たなアイデアの創出を促します。本気で猫の力を借りて、技術の未来を楽しく柔軟に探求します。
具体的には、猫の動きや習性を切り口に、新しいプロダクトやシステムを考えます。それを体験できるプロトタイプとして具現化することで、多様な人を巻き込んで発想を刺激し、対話を誘発し、新しい技術の活用の場が広がっていく。人々の構いたくなる気持ちを自然と引き出す、そんな “猫型プロトタイピング” を展開します。
まず手始めに、富士通研究所が誇る技術の1つ「真偽判定技術」に問うてみました。
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ね、猫は世界を救うし、技術に詳しくない私にも接点をつくってくれるんです。思い返せば、数年前、体験リサーチでネコワーキングを利用した時から、猫効果の検証は始まっていたのかもしれません。このプロジェクトに取りかかってからは、プロジェクトメンバーでwithネコアイディエーションもしてみました。
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こうしたプロジェクトの進捗を社内で発信すると、部署の垣根を越えて、次々と賛同者が集まってきたにゃ!集会するにゃ!
第一弾プロト ミリ波を使った「meowave/ミャオウェーブ」
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そんな中原にゃん研のお披露目の場として、3月18・19日に、下北沢のスタジオ砂箱にて第一弾プロトタイプとなる「meowave(ミャオウェーブ)」の体験会を開催します!
未来の生活に寄り添う新たな「見守り」の形を示す、体験型プロトタイプです。従来のカメラによる監視ではなく、電波と音声による非接触のアプローチで、ユーザーの日常にさりげなく溶け込む存在として設計されています。
「meowave」は現代社会における孤独感やストレス、そして個々人の健康課題に着目し、「監視」ではなく「寄り添い」をテーマに開発されました。見守りの枠を超えた存在として、富士通のミリ波センサー技術を核に、プライバシーを保ちながらも日常の中で安心感と癒しを提供することを目指しています。
当日、会場では中原にゃん研のこれまでの歩みや妄想も紹介する予定です。皆さんのアイデアも、つっこみも待ってるにゃ。
詳細は以下よりご覧ください!
武蔵中原に拠点を置く富士通デザインセンターが、猫を愛するプロトタイピング集団として、テクノロジーと猫を融合させながら、未来を柔軟に、楽しく探求していきます! にゃかはらにゃかはら。
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