ワークショップで知見を広げる先進事例
こんにちは、インスピラボの井村です。
インスピラボでは世の中の新しい発表や面白い事例をたくさんストックし、
それをワークショップの最初のインプットトークとして利用しています。
今回は、インスピラボがワークショップ時に提供している先進事例について少しお話をしようと思います。
先進事例って何?
先進事例とは世の中にある未来を紐解くような出来事や最新の製品や研究など様々な視点から発表された事例です。
インスピメンバでは日々、先進事例を追いかけてこれは面白い!皆のアイデア発想時に参考になりそうなど、自分たちがこれは!と思った事例をストックしております。
なぜ、先進事例が必要なの?
ワークショップ時にまっさらな状態から「何かアイデアを出してください。」と言われた場合、何から考えますか?ほとんどの人は自分が過去に体験した内容から考えるのではないでしょうか。
自分の考えを越境するには思っていた方向からとは違う観点や視点が必要となります。そんな時に先進事例を見ることで、「あぁ、こんな方法にも考えられるな。」「いや、こんな考えもあったのかぁ。」と自分の考えを練り上げることが可能です。
先進事例の集め方は?
インスピメンバは前述した通り日々、コツコツ情報収集し事例を貯める方法と月に数回、以下、2社をリサーチパートナーとして社外講師を読んで各回1時間ほどで勉強会を開催しています。
SUNRYSE:主に技術トレンド、スタートアップトレンド
Stylus:消費者トレンド、デザイントレンド
社内の参加メンバは出入り自由。気軽に参加し最新のトレンドを先行事例としてインプット。自分たちの業務といかに紐づけられるか、を模索しています。
私が先進事例を調べ始めたきっかけ
私は英米文学専攻(バリバリの文系)からSEとしてIT企業に入社しました。
当時若かった私はプログラミング言語も英語だしイケルっしょという軽いノリからこの選択をしました(笑)
新人研修の時は成績最下位。英語とプログラミング言語ってやっぱり違うんだなぁ。そんな状態で配属されました。
周りを見ると先輩、上司の方々はIT業界の色々な情報を知っているんだろなと思い込み、私は1人コツコツと最新のIT事例を調べていました。
数年後、私はUI/UXを勉強したいとデザインセンターにおりました。
ある日ワークショップのインプットトークとして一緒に出向した先輩が任されます。しかし、先輩が忌引きでワークショップに参加できなくなり、代役として私に任されました。
「テクノロジー観点で世の中の先進的な事例を探してください。」
色々調べて発表するとこんな事例までよく調べたね!と驚かれた事に驚かれました。皆これくらい知ってるでしょ?という思い込みが自分の強みに変わった瞬間でした。
自分の中で消化していた情報を他人に共有しないことは勿体ないことなのです。私は1冊の本を読んで正にこういう事だなと思いました。
「個人的に本をよんだり、テレビを見たりして情報を入手することは大事ですが、それを独り占めするのは自分にとっても相手にとっても損なのです。
自分が持っている知識・入手した知識を周囲に伝え、みんなで共有していくことで人間は文化的になっていきます。」(引用:「人生を豊かにする学び方」 (ちくまプリマー新書), p,52 )
ワークショップで展開する先進事例はまさに人間が文化的になるために一役買っています。自分の知っている知識、相手の知っている知識の対話から自分の考えたアイデアをブラッシュアップしたり新しい発見をしたりすることが可能です。
インスピラボメンバは常に新しい体験や発見を探求し、知見を広げることで未来探索を(社内の)文化にしようと切磋琢磨しています。
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