RESEARCH Conference2024のポスターセッションで発表しました
「いつか出たい…!」と思っていた、リサーチカンファレンス。
2024年の開催ではポスターセッションでの参加枠ができたとのことで応募したところ、ありがたいことに発表できることになりました!
今年は、前島・三柴・宮入の3名で参加してきましたので、その様子をレポートします。
私たちが発表したのは「価値観レポート」
2018年からリサーチ活動を続けてきた「価値観レポート」にフォーカスし、デザインリサーチやUXリサーチに幅広く関わる参加者のみなさんと一緒に「未来洞察/未来探索」のアプローチについてディスカッションできればと思い参加しました。
ディスカッションから得られたもの
初めてリサーチカンファレンスで発表させていただき、大学の先生方や学生のみなさん、そして企業でリサーチ活動をしている方々から、アカデミックとビジネスの双方の視点からフィードバックをいただけた点がとても良かったです。
例えば、次のような声をいただくことで、インスピラボでやってきたリサーチ活動に対して手ごたえを感じることができました。
未来探索の必要性は感じていたけれど、目先の成果を求められがちな企業の中でどのように未来探索を始めればいいのかを悩んでいたので、とても参考になった!(インハウスデザイナー)
行動の ”0(ゼロ)次体験 ”を真似してみたい!(学生)
自分の専門外の先進事例や価値観を取り入れることで発想を広げることはSTEAM教育にも関連し可能性を感じています。価値観レポートを取り入れたAI発想ツールにも関心があります。(大学講師)
未来探索を文化に!
私たち、インスピラボは「デザインリサーチ」には2つの側面があると考えています。1つは、UXリサーチのような深堀型のリサーチです。これは、これまでから現在においてユーザーに起きている問題や課題に着目し、それらを深く理解し可視化することで解決方法を提示していくためのリサーチです。2つ目は未来洞察で、これからの未来について目を向けどのような可能性があるのかを探索します。これまで未来洞察にはテクノロジーを起点としたものや、人口・社会・経済起点でのリサーチは多くありましたが、インスピラボではヒト起点で未来を探索するための問いを見つけるためのリサーチを実施しています。
今回のポスターセッションでは、テクノロジーの進化と共に暮らしが豊かになり多様な価値観を認知し尊重する時代になってきているからこそ、未来のさまざまな可能性を探索するリサーチに関心を持っていただけてることを実感しました。また未来探索は、サステナブルな未来を実現するためにこれまでとは異なる業界や業種の壁を越え対話するきっかけをつくるという点でも共感してもらうことができました。
そして―、未来探索が文化になったら素敵だと思いませんか?
誰もが目先よりも、もう少し先の未来に目を向けて、さまざまな未来の可能性を自由に探索し対話することができたら、きっとよりよい未来へ近づけるはずです。
インスピラボと一緒に未来探索をしませんか?
インスピラボは、未来を探索するリサーチとして「価値観レポート」をはじめ様々なツールやメソッドを使い、インスピレーションを引きだすお手伝いができます!未来は正解が1つではないからこそ、複数の可能性を探索しながら対話を繰り返し、私たちが生きたい!つくりたい!と思える未来を一緒に探索しましょう。
(執筆:宮入麻紀子)