心の奥の、奥の奥、見慣れない扉があるんだ。
誰にでもあるんだよ、
そこは、ただそこにあるんだけれど、誰でもそのカギを持っていることを
しばらく忘れて生きているから
自分にはその扉をあけられないって勘違いして
誰かが明けてくれるのをずっと待ってるんだ
でも、それって開かずの間みたいに思ったりもする

いつかいつの日か
その扉が開くとき
やっとその時が来たっていうときになって
ああ、なんだ、自分だったのかって知るんだよ
その扉のことは
だれでも知ってるんだよ
でもそのことが
人生のたどり着く大事な部分だからこそ
初めからはわからないような
そんなしくみなのさ

・・・・・

そう、いつものことだよ
あなたはいつもそうだよね
なんだか不安になるとそうやって自分に自信がなくなって
扉を、扉の存在そのものを疑うんだ
扉の存在どころか
そこにたどり着く道の途中で迷い込んでしまったような気がして
なんだか心もとなくて
泣き出しそうにこっちをみてるんだ

何かが違うとか
変だとか
いやだとか

いま、そういうのは受け取っている
いいことがあった時と同じように
それもサインなんだから

すべては
受け取ってよくみてみるだけでいい

そんな気分になれなくても大丈夫
そんな気分になれる時も来るよ

だってそうやって
いろんなことを感じながら
歩く道そのものが
あなたの扉にたどり着く
大切なカギなんだから