光の音のすぐ隣に
そのまた隣に、そしてその奥に
そしてそのまた・・・続いてゆく
光のかげやうつろい
いい、季節に、なった
また、日が昇り
そのことがはじまる
それは遠くまで響き渡る
誰にでも起こる
それは目にも止まらないような
さすがに
もうすでにあることで
秘密のことで
あしたのまたあしたに
奏でられる
誰にも近づけない、遠くの世界
それが何びとでも近づけない世界
はじまりのこえ
見知らぬところに
それが広がりゆく
それがたちあがりゆく
それが、思いとともに何かを
とどめ、こわしゆく
いまもこのひびきに何をのせているのかしらぬ
この一人ぼっちの世界
みてはいけないものなのだ
そうなのだ、
それがあたりまえなのだ
誰かの世界
ほら、みてもいるのだ
ほら、そこにあるのだ
ほら、べつだんきにしなくてもよいのだ
なにもかも、取り立てて騒いで
なんでもかんでも、あたりまえになってゆく
そんな今なのだ、そんな今なのだ・・・