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モンスターズインクは実はD&Iの理想の世界なのでは?

メインビジュアルはnoteの「みんなのフォトギャラリー」から選択しました。「東京ディズニーランドのアトラクション「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」の写真」とのことですが、ライセンスOKの認識でOK??(#もしもライセンス的に問題があれば、すぐに撤回いたします!!!!!!)


大前提「D&I」について

D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)について、全く知らないよ、という方は、良ければ下記を読んでください。

知っているよ、という方については、読まなくて大丈夫です。その上で、有名な下記の詩を読んでもらいえるとありがたいです(押しつけ)。

『私と小鳥と鈴と』

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

金子みすゞ(1903年4月11日 - 1930年3月10日)

何度読んでも心に響きます。
D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を日本語で表すならば「みんなちがってみんないい」なのではないか、と僕は思っています。

「D&I」と「金子みすゞ」と「モンスターズインク」

ここから本題に入っていきます。

僕は「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)≒ みんなちがってみんないい」と考えていて、その世界観を見事に表している映画が「モンスターズインク」だと思っています。

「モンスターズインク」もしくは続編の「モンスターズユニバーシティ」の映画は見たことがありますか?

※できれば画像を掲載したいのですが、おそらく著作権にひっかかるので、掲載しません。映画を見たことがない人は、もしよければ検索して画像だけでも見てもらえると嬉しいです。

さて、ChatGPTに「モンスターズインクについて説明してください」と入力したら、下記の回答になりました。

『モンスターズ・インク』は、2001年に公開されたアメリカのアニメーション映画で、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・カンパニー配信の作品です。

映画は、モンスターワールドと呼ばれる異世界が舞台で、モンスターたちが人間の子供たちの寝室に行って、彼らの叫び声からエネルギーを得ているという独自のアイディアに基づいています。

ChatGPTより

次に、「モンスターズインクを D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の観点で説明してください。」の質問をしたところ、回答は下記になりました。

『モンスターズ・インク』は、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の観点からもいくつかの重要なテーマを探る映画です。

異なる特性や能力の尊重:
モンスターワールドにはさまざまな種類のモンスターが住んでおり、それぞれが異なる特性や能力を持っています。この多様性が物語を豊かにし、個々のモンスターが持つ特別な能力が、チーム全体の成功に寄与しています。この概念は、異なるバックグラウンドやスキルを持つ人々が組織内で協力し、それぞれの強みを生かすことが重要であるというD&Iの原則を反映しています。

差別と偏見の克服:
主人公のサリーは最初、他のモンスターたちに恐れられている存在でしたが、物語が進むにつれて彼の実力や心の優しさが認識され、仲間たちとの絆が深まります。これは、差別や偏見に対抗し、個々の能力や人格を尊重することが、組織や社会全体の発展につながるというD&Iの考え方を示唆しています。

異なる視点の理解と協力:
ブーという人間の子供がモンスターワールドに迷い込むことで、異なる文化や視点がぶつかり合います。最初は理解しがたい存在であったブーとの交流を通じて、モンスターたちは異なる視点を理解し、協力する力を見出します。異なる背景や視点を持つ人々が互いに学び合い、協力することがD&Iの基本的な原則です。

『モンスターズ・インク』は、これらの要素を通じて、多様性と共感、協力が成功につながるというメッセージを伝えており、観客にD&Iの価値を考えさせる作品となっています。

ChatGPTより

ちょっとこじつけ感はあるものの、概ね良回答ではないでしょうか。

この中に「モンスターワールドにはさまざまな種類のモンスターが住んでおり、それぞれが異なる特性や能力を持っています。」と出てくるのですが、それこそ「モンスターズインク≒D&I」に感じるポイントなんだろうな、と思います。

さらに追加でchatGPTに「"みんなちがってみんないい"という金子みすゞさんの詩をモンスターズインクを絡めて説明してください。」と質問してみます。

金子みすゞの詩「みんなちがってみんないい」は、異なる個性や違いを受け入れる美しさを歌っています。

これはモンスターズ・インクの世界でも共鳴します。

映画では、異なる形状や性格を持つモンスターたちが、笑い声からエネルギーを得るために協力します。主人公たちのサリーとマイクが異なる特徴を持ちながらも協力し、共通の目標を達成する力となります。

金子みすゞの詩が奏でる「みんないい」というメッセージは、モンスターズ・インクの物語を通して、異なる個性が共に輝き、新しい可能性を切り拓くことを称賛しています。

ChatGPTより

少し微妙ではありますが、まぁわかります。上記を要約するとモンスターズインクの世界では「異なる形状や性格を持つモンスターたちが、個性や違いを受け入れ、協力し、共通の目標を達成していく。」ということでしょう。

一方で、現実世界の「人間」をみると「モンスターズインク」のキャラクターほど見た目に差はありません。そして「同じ人間なのだから」という言葉とともに、「普通」や「基準」が定められていきます。本当は性格や考え方、趣味嗜好、身体的特徴、すべて十人十色。みんなバラバラなのにも関わらず、そのことを意識できずに「普通」や「基準」が決まっていくように感じています。

もしも、この「本当はバラバラ」の部分が見た目に現れていたら、人々はモンスター達のように写っていたのかもしれない。身長も、体格も、目の数も、動くスピードも、肌の色も、みんなが全く違っている世界。「標準」や「基準」なんてない世界。

そんなことをモンスターズインクの映画を見ながら思っていたことを思い出します。

話を脱線して「ファザーリングジャパン」について

ちょっとだけ脱線します。「NPO法人ファザーリングジャパン」をご存じでしょうか?
いわゆる「父親の育児参加を推進」する団体で、僕自身の子育て全盛期には、間接的ではありますが、よく目にする機会がありました。

そんなファザーリングジャパンのファウンダーの安藤さんのコメントに下記があります。

ここ数年でいわゆる「イクメン」は増え、男性が育児するのは当たり前になったが、
・・・・(省略)・・・・
「イクメン」という言葉が消滅するとき、父親像のポストモダンが生まれるはずだ。

ファザーリングジャパン 代表あいさつ

ママが子育てをすることを「イクママ」と呼ばないように、父親が当たり前に子育てをする世界になったなら「イクメン」という言葉も無くなるだろう、ということを伝えています。

同じように「D&I」も当たり前になったなら、「D&I」という言葉自体が無くなるのではないか、と僕は思っています。

モンスターズインクが「D&I」の理想形だとしたら

サリーは怖いけど優しくて、マイクはお調子者、ランドールは嫌な奴だけどすごい能力の持ち主だし、セリアはどうやらセクシーらしい。なんとなく理解できるようで出来ない愛おしい世界。

こんな多様なモンスターズインクの世界が「D&I」を体現しているとするならば。きっとそこには「D&I」という言葉そのものが存在しないのではないでしょうか?

そう考えた時に、今の世の中で「D&I」という言葉を目にするようになってきている状態というのは、「D&I」にほど遠い状況なのだな、と理解できます。

Step1:人々が「D&I」を理解して
Step2:世の中に「D&I」が浸透して
Step3:「D&I」が当たり前になって
Step4:「D&I」という言葉自体が消えていく

最終的に「D&I」という言葉が消える世界。これが理想の世界なんですよね。当たり前かもしれませんが、よくよく考えてその答えに辿り着きました。

最後なのにchatGPTに頼ってみる

最後にchatGTPにこんな質問を投げかけました。

「D&Iが当たり前になればD&Iという言葉自体無くなると思いますか?」

chatGPTの回答は下記です。

D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)が当たり前になり、社会や組織が本質的な平等と多様性を受け入れるようになれば、D&Iという言葉が目立たなくなる可能性があります。言葉や概念が浸透し、社会全体がそれを当然のこととして受け入れるようになれば、その言葉が不要になることがあります。

ただし、これはあくまで理想的な状態であり、実際には様々な社会的課題や不平等が存在する可能性があります。そのため、D&Iが当たり前になることが最終的な目標であっても、それが実現するまでには長い道のりがあるかもしれません。

ChatGPTより

僕が考える理想論よりも遥かに現実的な「D&Iが当たり前になることが最終的な目標であっても、それが実現するまでには長い道のり」という答えが返ってきました。

はい。その通りかと思います。
それでもいつか「みんなちがってみんないい」世界が当たり前になり過ぎて「D&I」という言葉が消えてなくなるように・・・。

一人ひとりが出来ることをやっていきたいですね。

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