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どうしてグローバル学習塾インサイトがドリップコーヒーバッグを作ったのか

2024年も終わろうとするこの師走、グローバル学習塾インサイトは塾オリジナルのドリップコーヒーバッグを作りました。同じ栃木市でビジネスを展開するKOSさんにご協力いただき、豆を選び、オリジナルのパッケージをデザインしていただき、とても素敵なものが完成しました。

年末年始の追い込みで机に向かう生徒や、それを応援する保護者の皆さんが、コーヒーバッグをマグカップに入れ、お湯を注ぎ、抽出されるのを待ちながら、ほっと一息つける、そんな時間を作るきっかけに使っていただければ幸いです。

また、それだけでなく、このコーヒーバッグをきっかけに、まだ当塾のことをご存知でないみなさんとつながっていけたら最高です。

そして、小規模の個人塾がオリジナルコーヒーバッグを作った理由はそれだけではありません。


グローバル学習塾インサイトのコーヒーバッグ
勉強の息抜きにちょうどいい、ゆるい感じに仕上がりました。

コーヒーから見える世界

インサイトのコーヒーバッグに使われている豆の産地は中米の国グアテマラ。亜熱帯と高山の気候が特徴で、コーヒー豆の生産が盛んです。
そこで生産される豆の多くが日本に輸入されています。

コーヒー大国グアテマラは自国の主要産業であるコーヒー栽培を持続可能なものするべく、国立コーヒー協会を中心に気候変動への適応、国の環境法の遵守などの取り組みを行っています。

日常的に飲むコーヒーですが、カップ一杯のコーヒーの先には、気候や環境、文化も異なる地域の暮らしがあり、地球規模の気候変動に対応し、コーヒーを作る生産者の暮らしがあります。

今回の豆の産地グアテマラだけでなく、コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の様々な国々で栽培されています。その国の気候や土壌が栽培される品種に繋がり、そのコーヒーの個性、味の違いにつながっています。

更に、そうして生産されたコーヒー豆は世界中に輸出され、各国で親しまれ、その国独自のコーヒー文化、カフェ文化を形作っています。

当たり前に日常に存在するものから、地球規模の視点で物事を考える。
インサイトは子どもたちの好奇心、思考の範囲を広げるきっかけを想像する場として機能する学習塾を目指しています。

机の上と外の世界をつなぐ

世界の気候や農業の話は社会科、地理の範囲です。

更に、なぜその国がその気候の特徴を持つのか、を考えていくと気象のメカニズムを学ぶのは理科の範囲になります。

さらに、コーヒー豆を細かく挽き、お湯を注ぎ成分を抽出して一杯のコーヒーを淹れる。酸味の成分や苦味の成分は温度や抽出速度によってその具合が変わります。これも理科。

入れ方によって味が変わるのを感じながら、豆の分量とお湯の量、お湯を注ぐ時間など、数字のバランスを見て調整していきます。ここで小学校の算数で学習する比の計算や割合の知識が役立ちます。

産地や焙煎の仕方などで変化する味や香りの特徴は果物やチョコレート、ナッツなど様々なものに例えられ、多様に表現されます。言語表現は国語の範囲でしょうか。

コーヒー文化は世界中に広がるものですから、情報を得ようとすると外国語にぶつかります。

学習塾の基本の機能は教科学習のお手伝い、テスト対策ですが、生徒たちが学ぶときに必ず存在する、「これを学んでなんの意味がある?」という疑問に答え、机上の勉強と外の世界をつなぐことも学習をサポートする塾の役割としていきたい。

その勉強は、意外と、ちゃんと意味があるんだよ。を伝えられる塾でありたいと考えています。

勉強する理由を支えられる学習塾であるために

今回はたまたまコーヒーを選びました。本音の理由は私が個人的にコーヒーが好きで趣味としていたから、がおそらく一番の理由なのですが。

ただ、地域に根ざし、街の人とつながり、ローカルな力で子どもたちの成長を後押ししていく、そんな学習塾を作りたいと思い始めたグローバル学習塾インサイトです。

まだ開いて間もなく、影響力も限られた中ですが、少しずつ、栃木の場所で得たつながりを子どもたちの勉強を後押しする力に変えられている実感もあります。

今回のコーヒーバッグが、その小さな象徴として、皆さんに楽しんでいただけますように。

コーヒーバッグを置いて頂ける場所、募集中です。

数に限りはありますが、塾のプロモーションとしてのものですので、無料で配布しています。
飲食店、美容室、街の交流スペースなど、塾のパンフレットとともにコーヒーバッグを置いていただけると嬉しいです。
ご協力いただける方のご連絡、お待ちしています。

もちろん、当塾にお問い合わせいただいた入塾希望の方や、体験授業を受けてくださった方にも配布しています。



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