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【dbts2024 レポート①】Tsurugiの現状~GAリリースへ向けて

こんにちは、プロダクト開発本部の吉崎です。
db tech showcase 2024 1日目のB7セッションである「Tsurugiの現状~GAリリースへ向けて」のレポートをお届けします。

セッション概要

5月のG/W明けには、と頑張っていたTsurugiのGAリリースですが、アレやコレやのenbugと、メンバーが季節外れのコロナにやられるクラスター事故と、俺の考えた本当に必要なSQL論争の勃発と、等々のお約束というか想定外というか、そういうアレがありまして。

GAリリースは6月の末も厳しいとのリリースマネージャの悲鳴レポートを受け取った責任者のプレゼンです。

・・・まぁとりあえずプレゼン時点の最新のTsurugiの情報をお届けします。 特にGAとそれ以降のロードマップについて、またサポートツールについても可能であれば情報提供をしていく予定です。
特に、今後の機能としては重要な「低遅延replication=次世代の高可用性」について詳細に話す予定です。
掛け値なしで粉骨砕身で頑張っているので応援してください。現場から以上です

スピーカー名:株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
代表取締役会長
神林 飛志 様

はじめに

Tsurugiプロジェクトの最新動向と、GAリリースに向けた進捗についてご紹介する内容です。Tsurugiは、低遅延レプリケーションを核とした次世代の高可用性ソリューションを目指しています。その開発中に遭遇した課題や将来のロードマップについて言及したセッションでした。
ロードマップでは、サポートするSQLやプラットフォームの範囲を広げ、分散レプリケーションの導入に向けた計画が示されています。
GAリリースに至るまでのバグ修正に関しては、コンポーネントベースであり、インメモリを基盤としているため、バグの特定が難しい箇所もあったとのことです。
非同期かつロックフリーな特性を活かし、光電融合技術による高速広帯域を用いて、データセンター間での分散レプリケーションと分散トランザクションを実現する展望が語られました。
さらに、Tsurugiを機械学習の推論における特徴量データストアとして利用するシナリオについても触れられています。詳細は翌日のセッションPD14とB18で扱われました。

まとめ

  1. 開発チームは、多くの困難に直面しながらも、GAリリースに向けて努力を続けています。

  2. 低遅延レプリケーションを特徴とする次世代の高可用性ソリューションです。

  3. PD14とB18のセッションでは、Tsurugiの実用例について講演を行っています。

聴講した感想

RDBとしてロックフリー・低遅延などそれだけでも夢があるのに、さらに物理的に離れたDBをトランザクションで同期できるなんて夢が広がりますね。

アーカイブ動画配信のご案内

db tech showcase 2024は、期間限定でアーカイブ動画を配信中です。
本イベントのセッションをオンラインでご視聴いただけるほか、講演資料のダウンロードも可能です。継続公開が決まったdb tech showcase 2023のセッション動画も含め、約130本の動画を自由に見ていただけます。
※一部対象外セッションあり

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