大阪勉強会|RAGとは何者?
当社には拠点が8つありますが、その中でも一大勢力となりつつあるのが大阪オフィスで、現在は7人が勤務しています。もともと大阪にお住いの方もいれば、東京から関西へ引っ越されて勤務地が変わられた方もいらっしゃいます。
そうなんです、引越しに伴う勤務地変更が可能なんです当社。結構珍しいのかもなと思ったので書いてみました。働く場所を(完全にではありませんが、ある程度は)自由に選べるのって、長期的なライフステージの変化を考えてもすごく助かるなと思っています。
ごめんなさい話が逸れましたね。今日は、こちらの記事にもなっているOndeさんが発端となってスタートした「大阪勉強会」という社内勉強会に参加してきましたので、簡単にですがレポートをしていきたいと思います。
大阪勉強会って?
大阪勉強会とは、中途入社社員であるOndeさんを発端にスタートした社内勉強会です。
・目的
社内での目標でもある「ナレッジの共有」をオフラインで実現し、大阪支社のコミュニケーション推進及び技術力の向上を図ること。
ナレッジを残す・伝えることを当社はとても重視しているので、それを大阪オフィスとしてもやっていくことで、技術力を向上させたい。尚且つオフラインの勉強会という形で開催することで、コミュニケーションの推進にも寄与できるという、最高な試みです。
・テーマ
各自フリーテーマ
もちろん「勉強会」なので、LT会のような完全フリーテーマではなく、あくまでも「技術」に関することの中で自由にテーマを決めて話していいよというものです。
当社はデータプレパレーション部、データビジュアライゼーション部、DX/AIソリューション部という3つの部に分かれているので、各部署の持つ専門性を横断的に身に着けられる機会としても最適ですね。
オフラインからハイブリットへ
5回目の開催からはオンラインでの接続も開始。それまで完全オフラインで実施していたものを、全社員向けに公開する形に変更され、より広く知見が共有できるようになりました。そして2024年からはこの勉強会への参加が「業務時間」として扱われることに!会社としてもこういった技術力の向上をより一層推進していきたいという想いの表れだなぁと感じています。
第9回|RAGとは何者?LLMのデータ活用
第9回となりました先日の大阪勉強会のテーマは「RAGとは何者?LLMのデータ活用」。登壇者は当社きってのPythonの使い手であるBudoさんでした。
私自身はエンジニアではありませんしエンジニア経験も一切ありませんので、LLMはギリギリ何となくわかりますが、「RAG」という言葉は全くわかりません。ですが大変不思議なことに、勉強会終了後には理解(できた気になることが)できているんです。これは今回に限らず毎回感じます。それはきっと、技術に詳しいお客さんにも詳しくないお客さんにも過不足なく伝える方法というのを、各メンバーそれぞれが考えながら業務をされているからなんだろうと思っていて、技術力うんぬん以前にその気遣いを当たり前にできる人たちであることが素晴らしいですよね。
ものすんごくざっくりと今回の勉強会の内容をお話しすると、文章生成系AIに利用されているLLM(Large Language Models)において生じる「ハルシネーション」という現象(事実に基づかない情報を生成する現象)を、RAG(Retrieval-Augmented Generation)で改善しようというもの。
言葉と図解で詳しく説明してくれるので、どんどん理解が進んだような気がしてきます。楽しい。発表後、質問は盛りだくさん!みんな自分の理解が正しいのかをしっかり確認したり、更なる可能性を探ろうという想いが見える質問ばかりでした。ですが、質問に対する説明のために裏側の開発画面が映ったりすると、オンラインでは「かっこいい~」という声が上がったりするほどフランクな雰囲気。みんなが楽しく学んでいる感じがするのが本当にいいところで、まさしく「ワクワクふむふむ」な空間だなと感じました。
おわりに
コミュニケーション推進も目的のひとつですので、勉強会終了後はオフライン参加組の行ける人たちでごはんへ。普段あまり聞けないエンジニアのリアルな声を聴くことができたこと、仕事以外の話がたくさんきけたこと、イベント運営の大変さをわかちあえたこと、そして大阪のかすうどんが天才的においしかったこと。全てが最高にいい思い出となった来阪でした。おおきに!