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【2023/05/26(金)】『快適な』UI

(担当:フロントエンドエンジニア)

嫁様と2人で焼肉を食べに行ったのですよ。

最近の飲食店はタッチ端末での注文がスタンダードになっていますよね。
タッチ端末注文システムもピンキリございまして、操作タイムラグが生じたり、操作ごとに通信が発生したり、端末のパワー不足だったりと、バッドUIなシステムは数多ございます。
そのお店もタッチ端末でしたが、操作タイムラグも余計な通信もなく、なかなかに『快適な』UIでございました。

かなり気を良くして、胃袋容量限界まで注文。
ほぼ食べ終わり、デザートでも注文しようかなと思ったところで、、、

人人人人人人人人人人人人人人人人
>  突然のファミリー盛り合わせ  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

貴様、何者だ?!
と思いつつ、注文履歴を見てみると、確かに注文している。
もはや逆兵糧攻め。
フランス語なら、Gourmet de foie gras ですよ。
残すのも悪いので、なんとか頑張って完食いたしましたが、かなりきつかったです。。。

何故にこのような悲しきフードロス未遂が起こったのか?
それは、注文端末の『快適な』UIに隠されていました。

《1:静電容量方式タッチ端末》
普及しているタッチ端末は感圧式と静電容量方式の2つに分けられます。
感圧式は少々古めで頑丈さを求められる、駅や銀行などで使われています。
静電容量方式はタブレット端末にて採用れており、感圧式に比べて操作の反応と繊細さに秀でています。
今回の注文端末は『静電容量方式』でした。

《2:操作に対するサウンド》
操作時に音が鳴るようになっていたのですが、全て同じ音なので注文操作なのかページ送り操作なのか判別不能でした。

《3:注文操作確認の不在》
メニュー画像を押した時点でカートに入る仕様でした。
この商品を注文するかの確認一切なし。
快適性を追求した結果と思われるが、これがバッドUIその1。

《4:発火イベント》
対象のイベントがタップ(クリック・押して離す)ではなくタッチスタート(マウスダウン・押した瞬間)だったこと。
これも快適性と反応速度を追求したものと思われるが、激しくバッドUIとなってしまっている。

《5:送信前一覧表》
ここで確認できれば回避できたのですが、注文数が多すぎて初期表示領域からはみ出していました。

結果、画面スクロール操作の際にファミリー盛り合わせ画像に指が触れてしまい、カートに入ってしまったという。
はち切れんばかりのお腹をさすりつつ、改めてUIの誤操作誘発の防止に襟を正そうと思いましたとさ。