真っ白な青春

2020/12/23 水曜日 ☀️

こんばんはアスカさん。

年末が忙しくなるような身分ではないはずなのですが、どうも今年はそうみたいです。
散らかった部屋を片付ける暇もなく、ひとまず頭の中を整理する時間が欲しいなぁと思っています。

とはいえ、忙しいことも含めて楽しみもいくつかあります。
先日のM-1グランプリは久々に予選からしっかり見て、予想なんかもそれなりにしていました。
その予想とは違う結果でしたが、マヂカルラブリーさんのあの漫才はどちらもめちゃくちゃ笑いましたし、過去の結果からしてもとてもかっこいい優勝の仕方だったので感動しました。

ぼくは高校三年の文化祭で、有志の出し物として漫才をしたことがあります。
一年生の頃からずっとやりたくて、当時はいわゆる陽キャラでは全くなかったのですが、「今やらなかったら将来絶対後悔する」と思い、仲の良かった同じクラスの友だちに声をかけました。

結果を言うと…めちゃくちゃウケました。ただし前半だけ。

ネタはほぼ全部ぼくが考えたし、高校生レベルではありますが、正直自信はありました。ただ他の友だちと別の出し物をしたり、文化委員として、クラスの劇の台本から全体の進行まで毎日寝不足でやっていたので恐らく練習が全然足りなかったのでしょう。後半に入ったところで、あろうことか自分の考えたネタが飛んでしまったのです。

頭が真っ白、顔は真っ赤というのはこういうことか…とその時初めて知りましたし、今でも忘れられません。
当時はとっても悔しかったですが、今思えばやって良かったと思います。


これは間違いなくぼくの青春の一部です。


でも、その時はむしろ後悔のほうが大きかったと思います。有志でやらなかったほうが後悔が大きかったかもしれないとポジティブに捉えることはできませんでした。

それもこれも過去のこととして今、思い返すからこその青春であり、リアルタイムでなんて実感できないものであるとぼくは思います。
だからこそ失ったと感じるものも少なからずあるかもしれませんが、それは当時に戻っても実現できなかったんだと思うんです。

同調圧力に屈してしまったと思うなら、アスカさんの言うように、それだけ同じベクトルに負の感情を持っていた人が多い時代だったということです。
つまり、20代を棒に振って過ごした人たちは共に30代を迎え、さらに次の時代を共に生きていくことになります。

もちろん誰しも時間には限りがありますが、この時代を無事に乗り越えられたなら、それまで以上に互いの力になれるんじゃないでしょうか。

先延ばしにした夢は色が変わるだけで、きっと色褪せることはありません。むしろどんどん色を重ねていけると良いですよね。

安楽