BEAU LABO 2期 オリエンテーション 開催報告 - Inside BEAU Op.33
みなさんこんにちは!BEAU LABO 2期に大学生パートナーとして参画しております、王 翔一朗です!
これまでこちらのnoteではBEAU LABO 2期開催までの軌跡をお伝えしてきました。そして6月14日 日曜日に、遂に2期が始まりました!
今回は2期最初のコンテンツ、オリエンテーションの模様をお伝えしていきます。
1.ホリタ文具 堀田 敏史さんより基調講演
堀田 敏史さん(株)ホリタ 代表取締役社長
福井県内の中学校、高校を経て早稲田大学商学部卒。
大和証券を経て福井県へ戻り、ホリタ文具へ。
2014年より現職。
堀田さんより、基調講演として
1、福井県について
2、ホリタ文具について
3、高校生に向けたメッセージ
のお話をいただきました。
1-1.福井県について
福井には何もないというけれど、
それが「売り」なんじゃないかな。
BEAU LABO 2期に参加した高校生に向けて、まずこのように切り出された堀田さん。
大和証券からホリタ文具へ移られたときのことを思い返されながら、「何もないから自分で作ろう、と決意できた」と語られました。
「確かに東京の方がスピードも、スケールも、華やかさも、ずっといいかもしれない。でも福井だったら、何か飛びぬけた存在になれる確率はずっと高いと思う。」
今回BEAUは情勢の影響でオンライン開催となりましたが、そのような変化によって「どこに住んでいるか」はあまり重要ではなくなり、より豊かな環境のある地方の方が人のつながりや自然によって「生きているという感覚を強く得ることができる」そうです。
1-2.ホリタ文具について
「田舎の身近なディズニーランド」
堀田さんがホリタ文具でずっと掲げてきた目標だそうです。
この言葉を堀田さんはずっと語り続けることによって、最初理解を示さなかった周囲の方々も、徐々に堀田さんの目指す目標に共感し、仲間が増えていき、夢に近づくことができている、と堀田さんは語ります。
堀田さんは加えて、「文房具屋は子供たちに夢を与える商売」であると語ります。近年インターネット上で簡単に文房具は購入できる時代。しかしそんな時代だからこそ、実店舗では何ができるのか。
その答えが「日本一のエンターテイメント文具店」であり、そのビジョンに向けて、コーヒーの販売や、衣装を着てお客様を惹きつけてみたり、今後はパレードなどといったお店作りやスタッフの育成などに力を入れているそうです。
1-3.高校生に向けてのメッセージ
夢を持っているか?それを言葉にしているか?
「ホリタ文具について」の項目でもわかるように、堀田さんは「夢を言葉にし、発信し続けることの力」を大切に、何度も強調されていました。
現実的なことをいう人は周りに多いと思う。
でも、あれをやってはダメ、こうなりなさい、
というのは息苦しい世界だと思う。
「誰かが良くしてくれる」ではなく「この世界を自分が良くしたい」と自分本位で考え、行動してほしい。
堀田さんは中学生からずっと「ビッグな社長になりたい」という夢を持たれていたそうです。そういった夢を持ち、言葉にし、発信していくと、「助けてくれる人が出てくる」「自分の考えや行動が変わる」という二つの変化が重要だそうです。
更に堀田さんは
人は能力の差はない。
あるのは気持ちの差だけだ。
僕は新入社員に二つのことを求める。
それは素直であること、挨拶をしっかりすること。
というメッセージを高校生へ届けてくださいました。
まさにBEAU LABOを通じ、自分の好きなこと、こだわり、そしてそこから夢を見つけていく。
そこで持った「夢」を実現するために、素直に、そしてちょっとした挨拶で「この人の仲間になりたい」という人たちを増やしていくことができる。
そういった、大局に気を取られ粗末にしてしまいそうな日々の一つ一つの行動の大切さを説く堀田さんの言葉は、大学生の僕にも深く刺さりました。
How(どうやってやるか?)よりも
Why(なんのためにやるか?)を問い続けよう
というメッセージもいただきました。
富士山に登るとき、「ただ登れ」といわれるよりも、「山頂での素晴らしい景色を一緒に見よう」といった目標を持つとみんなで頑張ろう、と同じ方向を向いて頑張ることができるそうです。
堀田さんは”HORITA-MARU”という「皆でどこを目指すのか」を明確にするダイアリーを作っていらっしゃるそうです。
それによってホリタ文具に関わる皆さんが、「田舎の身近なディズニーランド」という一つの目標に向かって、自信をもって、着実に進んでいくことができているそうです。
堀田さんは最後、高校生に向けて、
これからのBEAUでの経験が、
皆さんの人生の一つの転機になりますように
という言葉を投げかけていただきました。
個人的にはこれから大学生パートナーとして、高校生にと向き合っていくことについて背筋を正される瞬間でした。
堀田さん、基調講演ありがとうございました!
2.これからのBEAU LABOの活動について
さて、基調講演のご紹介をお伝えしたところで、今後の高校生の活動について伝えしていきます。
BEAUは、これまでの閉じた教育環境から、地域社会での開かれた教育環境への移行をビジョンとしています。
高校生たちは「なぜ学ぶのか」を常に意識し、WhyというコアからHowという手段、Whatという活動へと意識の幅を広げていきます。
「地域密着型探求学習プログラム」ということで、今回は福井県をフィールドに、福井県でなく全国から参加している高校生が仲間とともに活動を進めます。
今回は
国際問題ラボ
観光・まちづくりラボ w/あわら市観光協会様
地域経済ラボ w/ラブリーパートナー エルパ様
メディアコミュニケーションラボ w/福井新聞社様
農業ラボ w/自然栽培実践塾@鯖江様
と5つの領域のラボ、それぞれに福井県の様々なパートナー様たちと、zoomやSlackを通じて活動していきます。
今後もnoteや大学生パートナーのTwitterを通じて活動を随時ご紹介していきます!ぜひチェックしていただければ幸いです!
今後もBEAU LABO 2期をよろしくお願い申し上げます!
※文章中で使用させていただいた画像は、第一章は堀田様のパワーポイント資料、第二章はBEAUの資料から引用しました。
6月21日、福井新聞さんの朝刊で、オリエンテーションの模様を紹介いただきました!ありがとうございます!
Writer:王 翔一朗(Shoichiro Wang)
BEAU LABO 2期 大学生パートナー
早稲田大学 政治経済学部1年
あなたもBEAUのパートナーとして、地域の教育格差や日本の教育の未来に一緒に取り組んでいきませんか?