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世界の問題に目を向けて-BEAU LABO 2期 参加者インタビュー vol.5 若松 駿太朗 - Inside BEAU Op.39

こんにちは!BEAU LABO 学生パートナーのわんです!
今回はBEAU LABO 2期参加者インタビューの最終回、地域経済ラボより若松君のインタビューをお伝えします。

冷静沈着な彼ですが、興味分野やその理由を紐解くと、実は熱い感情が溢れてきたり。どんな熱意をもった高校生なのか、是非ご一読ください!

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-若松君の関心のある事柄を教えてください。

最近ですと、人権が侵害されていると聞く、香港民主化運動の話ですかね。環境問題やジェンダーにも興味があります。

-どうして香港のことを?

香港は近隣の国で、最後は自分たちにも関係してくることだろうと思っているからです。実は、イギリスに短期で留学した際、中国人の友達が向こうでできて。彼らとの交流を通じて、ただ「共産主義の国だ」というイメージから、本当は暖かい国、いい人がたくさんいる国だと気が付きました。

自分が彼らとの交流を経験する中で、偏見を抜きに見たことで親近感が湧きました。

-香港のことを、どう思っていますか?

共産主義自体が良いとか悪いとかそういう話ではなくて、そこに住んでいる人々が納得できるかどうかだと思います。一国二制度だとはいえ、香港の人々は民主主義という暮らしの中で、英語で教育を受けたりしてこれまでを過ごしてきました。

その生活がガラッと変わり、急激に言論の自由を奪われたりする状況に、もし自分が陥ったらと想像すると、相当理不尽な行為だなと思いました。

一国の在り方というよりも、もっとそこに住んでいる人々の実際の暮らし、気持ちを重視した施策が必要だと思います。このことは、中国人の友人と直に交流したことが大きく影響していると思います。

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‐環境やジェンダー問題にはどのような興味を持っているのですか?

環境問題に関しては、学校の授業などで多く触れられてきたからでしょうか。地元の小学校は裏手に森があり、虫取りができるなど自然豊かな場所で、そういうものをに触れて過ごしてきた記憶があります。そこから、自然というものに親近感があり、環境問題にも関心があるのかもしれません。

ジェンダー問題については、男女平等という側面に注目しています。これも学校の授業やニュースで知ったことなのですが、海外では自分と同じ年齢の女性が強制的に結婚させられるという現実があり、そういうものを見ていると、感情的に耐えられないのです。

‐若松君は感情を起点として、問題に興味を持ったり行動したりするのですね。

そうですね。中国に関しても、環境も、ジェンダー問題も、すべて理詰めで考えるというよりかは、直接交流したり、学んだりするなかで生まれた感情が、問題意識を大きく変えたり行動への原動力となったりすることが多いと思います。

-BEAUではどんな活動を?

地域経済ラボで、イベントの準備などをしています。最初は、地域経済とは何か?という大きな枠組みの問いから始まり、そこから出てきた課題を、福井というキャラクターを活かしてどのように解決していくか考えています。

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特に、若者の人口流出に関しては、「福井の特色を高校生のときからもっと知ることで人々を繋ぎとめられるのではないか」ということを考え、魅力を伝えるイベントを考案しています。

-BEAUに参加したきっかけは何ですか?

高校生の課外活動をまとめているサイトから発見しました。
元々、アメリカの大学に進学しようと座談会などを探しているなかで、外に出れないという状況下で何か面白いことないかな、と課外活動を探していました。

すでに多くの人たちが参加しているような機会は面白くないなと思い、BEAUは自分で探し、ラボのテーマに興味を持っていたので参加しました。

これまでつながったことのなかった高校生や大学生とコミュニケーションを図ることは、この状況下でとても良いリフレッシュになっています。

-この先の進路は考えていますか?

僕は物理が好きで、物理関連や工学が学べる海外の大学に行きたいと思っています。イギリスに留学した際に、ディスカッションをはじめとするコミュニケーションを重視した学びの形があり、自分はそういう学びにあこがれています。

自分はこれまで自ら率先して行動する、ということがあまりなかったので、そういう気質を海外の大学で学び研究するうちに手に入れることができたらと思っています。

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自らの経験から湧き出る感情に突き動かされる彼。BEAUの学生パートナーとして、そういった思いを具体的な行動にサポートできることを幸せに思います。

さて、今回まで5回にわたってお届けしてきたBEAU LABO 2期、参加者インタビューは今回が最終回です。
大学生パートナーである僕自身、彼らの表面的な活動の姿だけでなく、彼らの内発的な、「これをやりたいんだ」という思いに触れることができて、自分もそういう気持ちを大切にしなければ、と改めて感じました。

さて、改めてご紹介ですが、BEAU LABOは2期に続く、3期を開催します。締め切りが9月18日までですので、お見逃しなく!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

話し手

若松 駿太朗 (Shuntaro Wakamatsu)
BEAU LABO 2期 地域経済ラボ

芝高等学校 3年
聞き手

王 翔一朗 (Wang Shoichiro)
BEAU LABO 2期 大学生パートナー

早稲田大学 政治経済学部 1年

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