【デザフェスVol.54を終えて】準備して良かったこと・来場客数・反省点など総括レポート
韓国キャラクターブランド「スタジオハヌル」が2021年11月13日、14日に開催されたデザフェス54に初出展(※出展したのは13日のみ)しました。
イベントを終えて、準備して良かったことや次に生かしたい反省点などをまとめました!出展を検討中、あるいは展示内容をより良くしたいクリエイターさんの参考になれば嬉しいです。
■ 出展を決めた理由や目標
スタジオハヌルがデザフェス出展を決めた理由や、出展の目的、目的達成のための具体的目標については、下記のnoteにまとめています。良かったらご覧ください!
■ 準備して良かったこと
ブース作りで試して良かったこと、準備して良かったものを中心にご紹介します。
・視線を集める商品を通路沿いに設置
スタジオハヌルのブースG-163は、たまたま通路沿いの端でした。
横を通行するお客さんを呼び込むため、立体的で大きめの商品を一番上に陳列しました。
横を通りがかったお客さんが、「なにこれ可愛い〜!」と目に留めてくださり、ブースに立ち寄ってくれました。
商品を並べていると、正面から見た様子に拘ってしまいがちですが、実際、お客さんは横や斜めなど様々な角度からブースを目にします。視線を集めたい場所に、目立つ商品を取り入れると呼び込みやすいです。
・ネットパネルを使って目線の位置に商品陳列
Seriaでネットパネル、モノタロウでフックを購入し、主にキーホルダーを吊るすのに使いました。
価格が安く設置も簡単なので、ネットパネルとフックおすすめです。
しかし、後述しますが、ほぼ一番上に吊るした商品しか見られなかったので、もっと高さを出すなど工夫が必要だと感じています。
・タペストリー
大型プリントの達人で、布タペストリーを作りました。1万円ほどかかりますが、ブースの雰囲気がグッと良くなりました。
繰り返し使えて、シワになりづらい素材、軽量で折り畳めて持ち運びも楽なので、検討の価値はあると思います。
ちなみに、最初に作ったデザインが、色が非常に薄くて作り直したので、弊社の場合は2枚分コストがかかってしまいました。遠目から目立ちやすいようにする備品でもあるので、やや色を濃くすることをお勧めします!!
・POSレジ「Square」導入
Squareは、スマホやタブレットとの連携で、交通系ICカードやクレジットカード、Quick Payなどの電子決済が可能になる端末です。
現金のお客さんがほとんどでしたが、交通系ICやクレジットカードを利用した方も一定数いたので、結果的に導入して正解でした。また、現金の取り扱いは、セキュリティ面や下に落としやすいなどの側面もあるので、出展側としてもメリットがあると思います。
クレジットカード決済の場合、サインの手入力が必要になるため、スマホよりもタブレットを連携した方が良かったと思います。丸一日は充電が保たなかったので、モバイルバッテリーが必須です。
・スタッフTシャツ製作
オリジナルプリント.jpで可愛いスタッフTシャツを作りました!ブースの雰囲気も統一され、スタッフ間での士気も高まるので、思った以上に作って良かったと感じています。
・優秀な友人を手伝いに呼べた
当日は友人に来てもらい、簡単な接客や商品の梱包を手伝ってもらいました。
イベント会社勤務ということもあり、テキパキと設営を手伝ってくれたり、臨機応変に梱包や接客をしてくれたので、大変助かりました。
混雑する時間帯は10名以上のお客さんが一度にブースに来てくださったので、レジと梱包を一人でやることは不可能に近かったです。
イベント前は、全然ブースに人が来なかったらどうしよう、せっかく来てもらったのに悪いな、、と不安な気持ちもありましたが、来てもらわなかったらと思うと今はゾッとします。
スムーズな対応ができた方が良いに決まっているので、都合が合う友達や家族などを呼ぶことをお勧めします!
■ 次に生かしたい反省点
当日やってしまった失敗や反省点、次こそはこうしたい!と思っていることを、記憶の新しいうちに書き記しておきます。
・商品数が多すぎて途中で下げた
当日50種類の商品を持っていきましたが、全種類を展示することができませんでした。あまり見られることがなく、展示スペースを取る商品をいくつか下げました。
・その場で選ぶ(迷う)商品が多く、回転率が悪かった
ステッカーとポストカードを10種類から2枚選んで1セット、という形で販売しました。当然その場で迷いながら購入する方が多かったので、ブースの一箇所に人が固まってしまいました。
気になる商品をじっくり見られないお客さんが立ち去ってしまったので、次からは選べる種類を少なくしようと思います。
・ネットパネルの位置が低かった
ネットパネルの一番上に吊るした商品以外ほとんど見られず、購入もされませんでした。
さらに、ネットパネルの前に階段状スタンドを置きましたが、ちょうど2つが重なる位置の商品は、さらに見てもらえませんでした。
次からは全体的に高さを出して、目線の位置を中心に商品を並べたいです。
・LINEフォローを促すのはハードルが高かった
LINE公式アカウントの追加で、ロゴステッカーをプレゼントという企画を実施しました。当初は、LINEではなくInstagramフォローの予定でしたが、LINE公式のお友達登録数を重視しているため、LINEに変更しました。
しかし、初めて見たキャラクターのLINEを追加するのは中々ハードルが高く、促すタイミングも難しかったです。
次回以降はInstagramやLINEのQRコードを印刷したパネルを設置し、フォロ&ステッカープレゼントはしないつもりです。
・忘れてはいけない商品を忘れて、一度取りに戻った
商品数が多すぎたこともあり、事前チェックが甘くなった結果、絶対に忘れてはいけない商品を倉庫に忘れるというミスがありました。
グッズを陳列し始めてから気がつき、慌てて取りに戻りました。。倉庫が会場から近くて良かったです。
次はチェックできる範囲の商品数に絞り、チェックリストを作成して事前確認を怠らないようにしたいと思います。
・当日バタバタでSNS配信できなかった
準備やブースの様子を、インスタライブやTwitterで配信する予定でしたが、全く余裕がなくできませんでした。
2名体制ではおそらく次回もできないと思うので、余裕があれば配信する、くらいの心持ちでいきたいと思います。
・パンフレットが途中で足りなくなった
パンフレットを100枚刷ったのですが、お昼頃にほぼ配り切ってしまいました。ブースを見て興味を持ってくれた方、グッズをご購入くださった方に配っていたら、いつの間にか13時頃には残り5枚に。。
100名ほどのお客さんがブースに来てくれると良いな、という読みが完全に外れました。結局13時以降はロゴステッカーのみで乗り切ったのですが、混雑する時間帯に一枚も配れなかったので、惜しいことをしました。
次回は300枚ほど印刷しようと思っています。
・決済方法の表示を見やすい位置に置けなかった
せっかくSquareを導入したのに、商品で机の上が埋まってしまい、決済オプションの表示を目立つ位置に置けませんでした。
・仕方ないけど...申し込みが遅くブースの位置があまり良くなかった
スタジオハヌルのブースはG(工芸 / 雑貨 / 写真 / 書籍 / 映像 / マルチメディア)でしたが、本来ならBやC(イラスト / 絵画 / 雑貨 / ワークショップ)だったのではと思います。
土曜のみの出展で、かつ申し込み時期も9月末とギリギリだったため、BやCが埋まってしまい、Gになったと読んでいます。
スタジオハヌルは、周りのブースとは明らかにテイストが違っていました。
ブースエリアが異なると、相性の良いお客さんの数が減ってしまうので、次からはBやCブースで出展できたら良いなと思っています。
・(おまけ)BGMがあると良かったかも
K-popを流しておけば、よりお客さんにアピールできたのではないかと予想しています!
■ 売れた商品と売れなかった商品ランキング
商品数が多かったこともあり、お客様の反応が好調でよくご購入いただいた商品と、ほぼ見てもらえず購入もされなかった商品が顕著でした。
商品選定の際に、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
【販売数が多かった商品ベスト3】
✨No.1:ステッカー
普段は5枚セットでオンライン販売しているステッカーを、10種類から2枚選んで150円という形で販売しました。その場で選べる楽しさがあり、購入しやすい金額ということもあり、たくさんの方に買っていただきました。次回も同じような方法で販売すると思います。
✨No.2:TOKTOK
スマホグリップを知ってはいるが使ったことがない方を中心に買っていただけたようでした。商品を直接手に取ってみて「これなら可愛いし使ってみたいかも」と思ってもらえたことが購入理由だと思います。
オリジナル形状のスマホグリップは、スタジオハヌルのオンラインショップでも一番の人気商品です。韓国では定番ですが日本では珍しく、オンライン・オフライン問わず売れる商品と確信しました。
✨No.3:PCケース
20代前半〜後半の女性に大変人気だったのがPCケース。スタジオハヌルのPCケースを目当てにブースに来てくださった方もいました。「可愛いPCケース初めてみました」と言ってその場で購入くださる方も多かったです。
デザイン性の高いPCケースは、スマホグリップ同様韓国では溢れていますが、日本では中々見ることがありません。販売価格は3,300円(税込)と、スタジオハヌルの商品の中では高い方ですが、やはりオンラインでもよく売れています。
他には、耐熱マググラスやタンブラーも多くご購入いただきました!スタジオハヌルの世界観がよく表れていて、韓国っぽさも強い商品なので、これらが初見のお客様にご購入いただいた結果は自信にも繋がりました。
購入されなかった商品ワースト3
💀No.1:コットン巾着
💀No.2:ポーチ
💀No.3:ミニ巾着
見事にポーチ系が各1〜2個ずつしか売れませんでした。オンラインではかなり人気なので、てっきりイベントでも人気かと想定していました、、!見事に予想を裏切られました。
既に使っているものがあり、かつ1個で事足りるものなので、初見キャラクターのポーチはなかなか買わないかも、と分析しています。
新規お客様に買われることもなく、その上展示スペースも取るポーチは、次回以降種類・個数をかなり限定する予定です。
逆に、うちのポーチはたくさん買われています!という方は、ぜひアドバイスいただきたいです!
■【イベント結果】知名度0でも100人以上の方がご購入
デザフェス、またオフラインイベント自体、今回が初挑戦でした。
ブースの作り方や接客など、全て手探り状態で進めましたが、500名以上の方にブースに立ち寄っていただき、また100名を超える方に商品をご購入いただくことができました。
スタジオハヌルを既に知っていた上でブースに来てくださった方は5名ほどだったと思います。スタジオハヌルを見たことも聞いたこともないのに、あれほどたくさんの方が足を止めてブースに立ち寄り、また商品もご購入いただけたことは、今後への自信に繋がりました!!
スタジオハヌルのキャラクターやグッズは、客観的に可愛いと思えるクオリティだと、誰に何を言われても胸を張ることができます!
■ 感想と次に向けて
自社では、今までオンラインでしか販売したことがなかったので、今回どんな方が興味を持ってくださるのか、また、どんな商品が目にとまり、購入まで至るのか、非常に勉強になりました。
次にデザフェス出展する際、実施したいことが2つあります!
・2日間出展
今回は、初めてだったこともあり土曜のみの出展にしましたが、次回以降はなるべく2日間出展できるようにしたいと思います!
・似たコンセプトのブランドと2ブースで出展
お客さんをエリアに集めるために、韓国っぽいブランドやファンシー系キャラクターと共同で出展したいです。
お取引先企業様が、系列企業と一緒に出展されていて、大行列ができるくらいお客さんを集められた(!)と聞いたので、アイディアを参考にさせて頂きます!