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改めて、わたしは母になったのだなぁと思った


まだ言葉を理解できなくとも、子どもにはよく話しかけるのが良いと聞いたので
ムスメ氏がまだ新生児の頃からよく喋りかけるように意識していた。
今では、何も意識せずとも自然と言葉をかけるのが癖づいている。


午前と午後、1日2回お散歩に連れ出すので(これは自分のリフレッシュの意味合いもある)
その日の気温やお天気のことは当たり前に言葉にする。
相手が子どもだろうが、取引先の人だろうが、あまり親しみのない同僚だろうが、とにかく天気の話はいかなる場面においても鉄板なのだ。


今日わたし達の住んでいる地域は今日曇っている。
耳が痛くなるほど寒い訳では無いが、日が照っていないぶん、実際の気温より少し肌寒く感じる。
そんな中、先ほど午前の散歩のためムスメ氏をだっこ紐で抱え建物の外に出たとき、空を見上げると同時に

「おひさまが くもさんにかくれんぼしているね」
と我が子に語りかけた。


今までの自分だったら 曇り空を見たとき
「うわー、洗濯物乾かないなー」とか
「晴れてた方がテンションあがるよなー」とか
「このあと雨降ったら最悪だなー」とか
どちらかと言うとネガティブな感情しか抱いていなかったが
これは瞬時に出たフレーズにしてはなかなか良いワードセンスだなと思った。


10年近く前、当時の仕事の関係で
ときどき子どもと接する機会があったが、苦手とか嫌いとかではなく、子どもにどう接したら良いのか本当に分からず、5歳くらいの子としばらく目を合わせたまま じーーーっと固まってしまった過去がある。当時は結局なにを語りかけたら良いのか分からず、そのままサッと目を逸らしてしまった。


それが今ではどうだ。
「おひさまが くもさんにかくれんぼ」!!!!!

改めて思い返しても 曇り=なんだか良くない というわたしが勝手に抱いているネガティブな印象を与えない上に、実に子どもに適している言い回しだなぁと自画自賛せずには居られない。
そのためわざわざこうして日記に書いている次第だ。
他のお母さん達にしてみたらそんなことは普通なのかも知れないが、先述の通り子どもと話が出来なかった過去をもつわたしにしてみたら、これはすごい事だ。


改めてわたしは母になったのだなぁと思った。
と言うよりは、子によって「母にしてもらった」と言った方がしっくりくるかも知れない。


ちょっと良い感じに締めようと思ったが
そういえば ムスメ氏に色々語りかける習慣のおかげで何度か恥をかいたことを思い出したので、次回はそれを書こう。

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