1/12 本日の学び 今井健太郎 「斬新なアイデアやビジネスを創造する思考の道具箱」
「新規事業を任せた」
上司にこう言われたら皆さんはどういった形で考え始めるでしょうか?
斬新なアイデアを出そう!誰も考えたことがない事業を起こそう!
ビックリ仰天するようなアイデアを出そうと必死になると思います。
ただ、アイデアって出そうと思って出るものではありませんよね。
今回は、そんなアイデアを生み出すときに使えるツール、いわゆる道具箱を今井さんが3つご紹介していたので皆様にもご紹介させていただきます。
もっと詳しく知りたい方や、他の道具箱も見てみたいよ!
という方は最後に今井さんの書籍のURLも貼りますので、見てみてください。
1、タイムマシーン
新しく斬新なアイデア=未来の社会を創る
こういった形で何かアイデアを出そうとしている方が多いと思います。
もちろんそういったアイデアから生まれるものが創り上げていくものは新しい未来になると思います。が、まずそういったアイデアを考えることがなかなか難しいと思います。
かの有名なApple社は今でこそ、AIが発展してきて自動化が進んできていますが、ほんの数十年前までは考えられなかった世界を創造しておりました。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=131&v=HGYFEI6uLy0&feature=emb_logo
「Apple's 1987 Knowledge Navigator Video」
1987年、Apple社が近未来を予測して作ったビデオです。
今でこそ、動画内の物は当たり前になっていますが、この時代では考えられなかったことをApple社は考えているのです。
こういった近未来を予測する、または自分が思い描く「世界観」思い描き、その世界観には何が必要なのか、何が無ければいけないのかという考えからアイデアを出す方法を「デザインフィクション」といいます。
冒頭でお話した、アイデアから世界を作り出す方法は「サイエンスフィクション」といいます。
まずは、どんな世界を作り、思い描くのか。そのためにはどんなものが必要でどんな生活が必要なのかからアイデアを出してみるといいかもしれません。
2、羅針盤
SDGsという社会問題を取り上げているものを見たことがあるでしょうか。
基本的に何か新しいことをするときに、単に自分がやりたいこと、思い描くことだけをやろうとすると、社会的意義が生まれず、共感を得にくい傾向があります。
とはいえ、単に社会問題だけを解決しようとするとそれもつまらない、ありきたりなアイデアしか出てこないということに陥ります。
そこで、今ある、社会課題とイノベーションやテクノロジーを掛け合わせて社会問題を解決しようよとしたものが「サステナベーション」というものになります。
ただ、問題と捉えてしまうと、環境問題をテクノロジーで解決する!
のように莫大な規模の話になってしまうので、
「問題」を「課題」まで掘り下げて、課題解決のためにイノベーションを使用するという発想になると
例:環境問題→ごみのポイ捨て→町の治安→その町の活性化
といったように掘り下げると環境問題よりも根本的に解決しなければいけない課題は問題とはかけ離れていて、その課題解決が結果的に問題解決につながるということになるのが斬新なアイデアの一歩なのかなと思います。
3、歴史書
アイデアは過去の権力者から学べということをよく言われると思います。
過去に流行っていたものは、流行っていた当時になにかしらのエッセンスがあったから流行っているのであって、そのエッセンスだけを上手く活用できれば現代でも必ず活用することができるとされています。
例えば、麹を売っている会社さんは、
はるか昔、原材料として麹から味噌や醤油を作り売っていた老舗でしたが、
現代では、麹から味噌や醤油を造る人はなかなかいないので経営が悪化していた中で、江戸時代の食材図鑑「本朝食艦」というものから麹が調味料として使われていたこと発見し、「塩麴」として再起することができました。
まさに、原材料としてのものを「調味料」にするといった過去の教えからきたものを活用している例です。
またその場所や、そのもの自体のルーツやコンテキストをたどってそこからアイデアを出す方法もあります。「ルーツトラッキング」
東京オリンピックの聖火ランナーの筒は日本人になじみが深い「桜」をイメージして作られています。
こういったところでも、日本人のルーツ、コンテキストをたどり、和とは、日本人とはというところを世界に広めるためのアイデアとなっております。
今井健太郎さん
https://books.rakuten.co.jp/rb/16433618/
「クリエイティブ・イノベーション」
こちらでは非常に多くのアイデア創作に関するフレームワークが書かれております。
より具体的にアイデアまでたどり着く方法等も書かれているので
ご興味湧いた方はチェックしてみてください!