にじよめ

ストVのランクマッチ攻略

というわけで、またもや唐突なのですが、
ストVのLPを上げたい・ランクマで勝ち切りたいという方への記事です。

不定期(週1?)でメルマガのような攻略を書いているのですが
そちらの読者さんグループの中でランクマに関する記事の要望が多く、
また、テキストに走り書きではちょっとまとまりそうになかったので、
こちらを使う事にしました。

それでは早速本題です。

ランクマの前に・・
まずはラウンジで慣らし運転・・
呼ばれないように家事をすませておく・・

みんな、いろんな用意の仕方が、あると思うのですが、
一番大事な用意は『自分のランク帯の相手をサクっと倒せるハメ』です。
ものっすごい自分勝手な決めつけでいいのでこれを用意します。


ハメと言ってもわかりにくいので実際によくあるパターンを紹介します。

例えばプラチナ前後の相手の事前情報として

○そんなに前ダッシュから崩しをしてこない(来てもガードと下がりで凌げる)
○どうせほっといたら飛んでくる
○対空されたら着地にだいたい投げ抜け入れる
○コケた所に飛び重ねても対空出さない
○飛びに対してファジー暴れをしてこない
○ピヨった時に補正切り警戒してない

これくらいの情報があったとします。(というか事実です)。

そしたら、もう開幕からする事決まってきますよね?

ちょっと地上戦してるふりだけしてたらどうせ飛んでくる

→通常対空で落して走って垂直ジャンプ
→原人狩りから最大入れてその前と併せてスタン値7割くらい
→起き上がりに受け身とか無視して適当に飛び込んでスカし下段でスタン
→スタンまでに段数多かったら適当に補正切ったら即死
→スタンしてなかったら中段重ねたらどうせ食らうから即死

こんな感じです。

まま、とはいえ、実際に本当にこのままのストーリーになる事は
あんまり・・・あるんだけど・・・まあ上手く行かない時もあります。

そんな時には、完全にあきらめてしまうのではなく、
この完成された物語のどこに不備があったのか、
今やってる相手に対して物語を完結させるのには
どのパーツを何に変えて行けばいいのか、を、考えます。

着地投げ抜けしてこないタイプなら端に向かって投げるか、とか
一生飛んで来ないタイプなら上捨てて地上戦から走ってシミーか、とか
相手によって「始動技」や「削りパーツ」を変えていくわけです。


これで攻略は以上です。


以上なんですが!

本当にこれでいいのか?という疑問は残りますよね。
仮にこれで勝っても実力はつくんだろうか・・・みたいな。

つくに決まってんだろ!安心してください。
ではなぜこれがいわゆる実力に繋がるか?

・・・はちょっと後回しにして、
実際にこれを遂行するために必要なあれこれを説明します。

●用意


まずはこちらをご覧ください。
普段ランクマやLPに興味のない僕が
6月に2週間位でマスターになった時のものです。

ちょっと自慢してます。

・・・あまりに酷い暴言と相手のIDは隠しましたが、
その日当たった相手の印象を全てメモしています。


これはあくまで印象で、印象として強いと感じた相手は、
別のページでそれぞれ分類して「手癖など色々」メモしてます。

さて、ちょっとマニアックすぎて引かれてるかもしれませんが、
この印象メモ&細かい手癖メモにどんな効果があるかわかりますか?
【同じ人ともう一回マッチングした時にメモが活かせる】
これが最初に思いつくかもしれませんが、ほぼ不正解です。

【相手の癖や印象をしっかり記憶・観察しながら戦う癖がつく】
これも含めたら50点くらいの解答になります。


そして残りの50点。大半を占める要因がこちらです。
【相手の何を観測すれば自分の勝ちパターンに繋げられるのかをあらかじめ用意して整理しておくことになる】


実は、この、メモ表を作る以前の段階にあるべき要素が、
一番大事なのです。そして手を抜かれがちなのです。

だいぶ前半の方にお話しした、下らないハメパターンの物語。
あれでいうところの、【こいつはスカし下段食らうやつか?】みたいな

穴がないかチェックするポイントを決める→
→穴があった場合にその穴を突くタイミングを決めておく
→しかるべきタイミングで穴を突いてハメる

この一連の流れが実は・・・

対戦格闘ゲームそのものなのです。

相手の能力・傾向・その時々の意識(&各ゲージ状況)
 を 読み取って、
それに適した行動を自分の引き出しから出していく。

それが格ゲーの本質でなくてなんだというのか。

それをスムーズに行うためには
対戦”前”に、
・能力や傾向をチェックするポイント
・チェック結果に応じたこちらの手駒
・手駒をつなぎ合わせて完成する物語=勝ち筋
これらを用意しておかなくては、いけませんよね?

最早ランクマだけの話ではなくなってしまったのでは・・
という感があるのはわかります。

が、この、対戦格闘ゲームの本質であるこの能力(&用意)を
一番鍛える事ができるのが、
似たような強さの有象無象が襲ってくる一期一会のランクマッチ
なんです。

ランクマッチの目的はLPを溜める事ではありません。

有象無象に対して、
それらを振り分ける目を養い
それらに当てはめる手駒を用意し
手駒を並べて成るパズルの完成度を上げる

その作業に取り組むからこそ意味があるんです。

周りが上がったら自分も勝手に上がるLP
たまたま外人に切断されたら減ったり増えたりするLP
そういうものにこだわるのはやめましょう。

自分がLPを増やすためにできる事を最大限しているか?
それに自信を持って、自分なりにやってる!と言えるかどうか。
自分なりに でいいんです。
自分は頑張ってる!と言える状態なんだったらLPなんか勝手に上がります。

ただ、もし上がらないのであれば、
またランクマがつまんないのであれば、
それはきっと取り組み方が格闘ゲームではなくなって
ポイントとの戦い寄りになってしまっているからだと思います。

ポイントが欲しい。そのために勝ちたい。
勝つために何が出来るか精一杯やる。


その精一杯でランクマッチに向き合うのであれば
一番必要なのは、さっき書いてたような、用意と観察と組み立てです。
そしてそれは紛れもない格闘ゲームそのものなので、
きっと、つまらなくはならないと思います。がんばってください。

以上

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