ストV地上戦 vol2 技編・置き

さて!

いきなりですが

前回の足払い戦記事は
誰かが読んですぐ強くなる記事ではなく

これから足払いの話をしていく上で
こういう認識で居てくれたら話がしやすい、
という最初の前提のような感じでした。

もちろん、理解しきれるまで読み返して頂けるのであれば役に立つのは間違いないのですが、あまりそれを意識して書いてはいません。

そこで今回は、前回の解説を踏まえつつも、
むしろ前回の記事なんか一切読んでいなくても使える『技』を紹介していきます。

本当はかっこいい名前でも付けて遊べば覚え易いしいい事なんですけど、僕の場合名前に時間かけすぎて更新出来なくなるので、誰かまとめて命名してやって下さい笑

■置き編

1.二度打ち

地上戦で、刺し返しの間に合わない小技などを振り、相手の反応を釣るというテクニックがありますが、それとは全く別です。
刺し返しが間に合うはずの技を空振り、または反確技をガードさせた後に、

何も考えずに最速で、

次の技を出してしまう。

いきなりふざけた技になりますが、これが実に実戦的で刺さります。なぜなら、確定があったはずの場所に対して確定を入れられなかった相手は、おそらく全く違う何かを予測していたため、反応が二周遅れた状態にあるのです。
しかし目の前に現れた確定に対して、二周遅くはなるがボタンを押してしまう。

いきなりリュウの大足をガードさせられて反応出来なかった時に、何もなかったかのようにまだガードしてる人って、たぶん中々いませんよね。間に合わないと感じながらも歩き投げとか色々しちゃう。

そこに次の大足がクラカンしたらブチ切れませんか?w

大足二度打ちはかなりお互いダラダラしてるか緊迫しすぎた場面になりますが、そこは相手の腕や調子や狙いに応じて、立ち中K空振りやオーラ空振りなど、ちょうど二周遅れになる場面を見つけてブチ切れさせていきましょう。

もちろん、二度打ちのために反確を振るのでは本末転倒です。

狙いのある技を出して相手のレスが遅い事を察知した場合など、1つのフォローとして考えていきましょう。フォローにしては試合を壊す力がありますが。

なお、中足レベルの技に対して刺し返しが間に合わず双方順番にスカる場面も覚えがあると思いますが、先に打った方が何も考えず二度打ちして敵のスカりに刺し返る形もよくありますので頭の片隅にでも。

2.引き打ち

わざわざ引いて技を空振りに行くという、
古代足払い戦ではあり得ない、
現代を象徴するような技です。

密着ワンガードから中距離まで汎用性が高く、鉄壁の守りとなります。

ストVの置きとは基本的に潰しを兼ねる物であって、当たりの強さが大事になります。しかし逆に言えば相手がさらに当たり勝つ技を出していたら負けてしまい、時にはその運が致命傷になります。かといってボタンを押す事自体をためらってしまうと、相手のダッシュなどの仕掛けを正面から受けるリスクが産まれます。

そこで、当たり勝負の運ゲーを回避しつつも、相手の仕掛けは止めたいという、ズルい技。

一定距離下がりつつボタンを押す

ただこれだけの事が非常に強いのです。

端が近付くといってもたかだか1ダッシュの距離でしかなく、相手が引き打ちに明確なリスクを与えるのは至難。安全に時間を過ごして相手のミスを待つという老害戦法にはもってこいで、
リュウなどの終盤決定力があるキャラが多用するとそれだけで戦えかねないほど強力です。

また、動作としては非常に単純で、
レバーを後ろに入れてからボタンを押す
だけなのですが、
その最中にできる事は実に多彩です。

例えば、相手の仕掛け気配を読んだ時に、
・対空を見ながら落とし易い位置に下がる
・ボタンを押しながら相手を見る
→ダッシュして喰らってないか
→飛んで来てないか
→歩いて追ってきていないか
→→返しが来る気配はあるか
などを、確認して、
【下がってボタンを押す】の後に的確な行動が出来る様になるのが理想です。

とはいえ、下がって攻撃を出すだけでも一定の強さが保証されているため、最初は
・飛び間合いの攻め気配で引き打ちキャンセルを仕込みながら対空を見る
・至近距離で引き打ちしながら投げスカに当たったかどうかだけ見る
この2つを投入してみてもらえたら、簡単に導入できます。

3.つれない中足

ピンと来た方も居るかもしれませんが、
これは古代足払い戦の元祖・カメラ屋さんによる”感謝で昇竜拳”からの技です。

本来は、しゃがみガードの状態から、相手の踏み込みを予測し、相手が踏み込みを決めたその後に足先に中足を空振らせる(踏み込んだら当たる)という技で、古代足払い戦の技の中では唯一空振りを是とした技でもあります。

現代の、空振りリスクが少なく技の先端からフルコンが入る地上戦でこれを使わない手はありません。

余談ですが、自分は某プロを”最強のマグロ”と評していまして、それは受けて勝つ事が難しいストVに於ける最大の賛辞でもあるのですが、彼の様に立ち回りリスクを排除する時間を長めに取るスタイルを目指すならば、この中足の練度は大きく勝敗を左右します。

いかに上手く、相手の足先にリスクの少ない技を流すか。その技に何を入れ込みながら上をどうケアするか。

踏み込みからではなく”しゃがみガードから”歩かせて置くという、ただのチキンに見えて非常に味のある置きです。

具体的には

刺し返しされにくい全体20F前後の技を、しゃがみガードから相手の前進に合わせて足先にスカらせる。

リスクのない構えで受けながら相手の気配に合わせて低リスク技を流すという、1つのセオリーを体で覚えるきっかけにもなると思います。

最初は使う技と仕込むコンボの選別
次に飛ばれた場合のケアの選別
それらを経て実際に使う際には
”相手の踏み込みを察知して置く”
を意識する事で
”安全な場所から相手を観察する”
という基本を
身につける意識を持ちたいですね。

4.追い置き

何を追って置くかというと、
相手の後退・主に引き打ちです。

下がるであろう相手に対して、
元いた間合いでは不必要な程のリーチの技を出す。さらに下がり途中にも当てるために下段・大足払いが一番適しています。

しかし、引き打ちが強い理由でもありますが、多くの場合、下がりに当たる下段の長い技は相応のリスクがあるため、軽い気持ちで撃ってはいけません。
※気合いを込めたら当たるという意味ではなく、根拠がある場面で決死で撃つのであれば、外しても根拠の不確かさを確認できるため見返りがあるからです。気楽に打ってガードされていては得るものがほぼありません。

これを自然と使いこなすには相応の場数を踏む必要がありますが、自ら歩いてリスクの少ない下段を届かせに行くというような手ぬるい技とは違い、とにかく圧があります。

いつ大足払いを擦るかわからない相手には、立つ=間合いを測る事が出来ないのですから、これは果てしない抑止力になります。

つまり、この追い置きを成立させるという事は、俺の暴れ大足よく当たるわwwではなく、

ランダム(に見える)大足によって地上に縛られた相手に対して優位に立ち回る

これを含めて初めて形を成します。

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本日は、置き、の項目からこの4つ。

また時間を見つけては更新して行きたいと思います。


また、地上戦に限らず、書かせたいテーマなどありましたらお気軽に連絡頂けたら幸いです。

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