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普通自動車免許を取るのに8ヶ月も掛かったくらいには、私は頭が悪い。

──『ゆるゆるの温室育ちで育ちました』──
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 2024年2月12日(月)。15時00分。休みの日。建国記念日。三連休最終日。

 こんにちは。井上和音です。

 簿記2級を受けることをきっぱりと諦めました。TACの仕訳アプリをやってみて、簿記3級の範囲ですら全く仕訳の段階で仕訳を仕分けできていなかったので諦めることにしました。

 諦めた。お金は払ったけれど仕方がない。無理なものは無理だ。

 というか、幻聴がものすごくひどい。今も、無理なものは無理だ、と書いたら「そうばい」という声が聞こえてきた。

 普通の人ならば狂うか叫ぶか。親近者に恐怖でも伝えるのかもしれないが、ただの幻聴ではある。どうなろうが私が成功することはないと考えていたら、幻聴が聞こえようが聞こえまいがどうでもいいと言えばどうでもよくなる。

 統合失調症ではない人に誤解が無いように伝えておくと、統合失調症の幻聴を抑える薬はこの世には存在していない。向精神薬を飲まされている、そのわけは統合失調症患者を興奮させないようにする鎮静作用が主な目的として投薬されている。

 ボケた老人がいきなりキレだしたときに、クエチアピンなどが出されるが、それは患者の為ではなくて、介護者が出来るだけ楽に介護出来るようにと考えられて出される薬がクエチアピンだ。

 言ってしまえば、クエチアピンやリスパダールなどのアドレナリンに作用する向精神薬は、アドレナリンの分泌を抑えることによって、患者のやる気を削ぐのが本来の目的なのだと考えている。

 無気力ってそこから来るのよ。統合失調症の陰性症状とかでどうとでも言い訳が効くが、陰性症状のような状態にさせるのにリスパダールやクエチアピンは一役買っていると言っていいと思われる。

 患者としての実体験。しかしながら、私はそのことを知ってから極力リスパダールは減らしてもらうことにしていた。今は寝る前1錠1㎎しか飲んでいない。あとはオランザピンを1錠飲んでいるだけだ。

 だからか、簿記2級を諦めることにした私の感情は自分への怒りでぐらぐらに揺れている。お金を何だと思っているのか。せめて受けに行けよ馬鹿野郎と思ってしまった。簿記2級すら目標には達せなかった。はい残念諦めました僕凄いでしょうみたいな気持ちが見えているようで悲しくなった。

 何をしてもダメな人間というのはたくさんいる。自分もその中の一人に過ぎなかったということだ。そう考えるだけで腹が立ってくる。しかしながら、何一つ成功体験がないので、そう言わざるを得ない。

 このままの勢いで「死にてえな」となってくるわけだが。自分には価値がないと考えて自死や未遂を起こしてしまう人もいると思う。勢い余って死んでしまったとなる感情だ。

 自動車運転免許を取ったのが二十歳くらいだったか。3月に自動車学校に入って11月のギリギリに自動車免許取得に成功した。あんなに難しい試験は初めてだった。例えば「30km/時間で走っていたら~」の文章があって、「40km/時間未満だから正しい、〇だ」と思って〇を選択したら×だった場合など。なぜ×なのかは「40km/時間未満が正しいです」と書いてあって「?」となる。なかなかに論理的に狂った問題を出してくる。

 また、担当者が決められているので、担当者の匙加減で追加料金などが発生する。追加料金を払わせることをノルマとしているのか、正しい運転をしていて追加料金を取られた時は本当にキレた。1万円だったが、大学生の1万円をなんだと思っているのだろうか。いきなりキレたので「いつも温厚な君がそんな言葉づかいをするなんて想像もしていなかった」と言われた。最初からオラついておけば追加料金を取られることも無かったのだろうか。

 簿記は諦めた。3級を今年の夏にでも取ろうか。幻聴で「よかったね」と聞こえてきたが、どうにかしてほしい。どうにかしてほしい。どうにかしてほしい。狂いそうだ。

 まずは布団をたたんで、爪でも切ろうかと思う。心穏やかに。簿記から逃げてごめんなさい。

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井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
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