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セパゾン錠を断薬して自我が少なくなり、感覚も過敏になり世界への認識の仕方も変わってきました。
2023年4月15日(土)。11時20分。
こんにちは。井上和音です。
以前に「自我を殺し続けながらも生きていく領域に早く入りたい」みたいなことをタイトルとして出していたことがあるような気がしますが、なんとなく、その領域に入ってきたのかなとか感じます。
自我が死んでいるような気がします。何も書く気も起きないし、何も行動する気力も起きない。「キーボードのボタンの押し込みってこんなに重たかったっけ」とか思いながらキーボードを打ち込んでいます。
今までの鬱とは何かが違うというか。本当に元の自分に戻ってきたかのような錯覚なのか、それとも本当に、薬を何一つ飲んでいなかった頃の、高校生時代の自分に戻ってきてしまったのか。本当に戻ってきてしまったのか。分かりませんが、自分というか、自我というか、そういうものが消えている感覚がします。
何かを主張したり、何かを考えたり。そういうことは以前は、数週間前の自分だったならば「これは有益なことではないな」「今は何一つ有益なことが出来ない」と言って、寝込んだり引きこもったりしていたような気がします。しかし、今の自分の寝込んでいる状態の、その心理状態というのは、自我が空っぽになってしまったというか。欲という欲が全て無くなってしまい、「自分は機械的に動ければそれでいいや」みたいな感情になっています。
具体的に言えば、性欲とか。他にもツイッターとか。見る気も起きなくなってしまったし、ごろんと横になってスマートフォンをぼけーっと眺める。そういう「とりあえずはツイッターを見てみようかな」とかそういう欲すらもなくなってしまいました。
熱量も特に感じない。身体が熱いとかそういうことも感じなくなりました。これは多分、セパゾン錠を断薬しただけではなく、セパゾン錠を断薬したことによって、他の薬の影響が大きくなってしまったことも充分に考えることが出来て、要因を一つに絞るというのは行動していくうえで好くはない傾向なので、何がどうなってこうなっているのかは分かりません。その上、今のこの心理状態が悪い状態と言えるのかも断定することは出来ません。別に寝たければ、ずっと寝ていればいいじゃないか──、人に迷惑を掛けることが無ければ、ずっと寝ていてもいいじゃないか。そんな風に思ってしまいます。
あと、セパゾン錠を断薬した結果、頭の中で延々と何かしらを考える、とか、発達障害の特性で、物語のような、次々と言葉が湧いてくる現象も無くなってしまったかのように思います。「概念の世界に早くおいで」みたいなことを三足ミアシさん等に喋らせていたかのように覚えていますが、実はもう既に概念の世界ばかり考えていて、現実に生きていくのがつらくてつらくて勝手にお話というか、考えがぽんぽんと思い付いていたのかもしれません。
実は既に特殊だったりして。この「だった」と言うのは過去形の「だった」というわけで、失って初めて気付くというわけではありませんし、今でもその「発達障害の特性でアイデアがぽんぽんと浮かぶ」という現象は無くなっているのか、無くなっていないのか、それを断定することは出来ません。しかし、少し前までのようにアイデアがぽんぽんと浮かんで、お風呂場で一人で考えていると楽しい状態といった、ある意味で特殊な状態というのは過ぎ去っていったのかなと思っています。
統合失調症というよりかは発達障害の特性なのですか。よく分かりません。
何もアイデアは思い浮かばないし、何かしら読書をして文章力を高めようとする気も起きません。具体的なことを言うと、現実でも記帳にすら行っていないし、かつて自分で定めた計画もその通りに動こうとする気も起きません。
簡単に言えば鬱病なのかい? いや、そういうことでも無いという難しい心理状態にいることは確かなようです。
心理的に言えばそういう感じで。セパゾン錠を断薬した後には認識力の観点からも、何かしら復活してきたような感じがします。
一言で言えば、世界が物凄く具体的に感じる。
文章で書いても意味が分からないよ、と思われるかもしれませんが。知覚という知覚がすごくリアルというか。手を触ったときに触った感触。指が手に当たったと感じる触覚。目に見える物も具体性を持っていて、「なんだこのくっきりとした世界は」という感覚に襲われていて──襲われていると書くと、まるで悪いことのように思われてしまいますが。なんとなく、この感覚のほうが普通な感じがします──、その感覚を以てしたならば、「なんとこの世は物が多いのだろうか」とか思ってしまいます。あと、家の狭さなどもくっきりと浮かんできます。数ミリグラムの薬を飲むのか飲まないのかだけで、ここまで現実に対する認識が変わるとなると。ええ。困ります。困惑します。今までの自分が異常だったのか、それとも今の自分が異常なのか。そもそもどちらの自分も異常ではなく、ただ離散的に時が過ぎ去っていくだけの世界で、同じ自分ではありながらも、その自分の中の物質の構成要素など、どこにもないという真理だけが見せている、ごくありふれた日常風景の、ごくありふれた人間が感じる日常風景の変化に過ぎないのかなとか思ってしまいます。
これもただの変化に過ぎません。ふとLINEが来て、書くのをやめてみたら、「そうじゃん。これも統合失調症になった後の変化の一つに過ぎないじゃん」となんとなく思いました。別に死んだわけでも、閉鎖病棟に入れられてパソコンやキーボードを打てなくなったわけでもなんでもなく、ただの変化の一部として記録しておけばいいだけと気が付きました。
自分を守るのと、他人に迷惑を掛けなければどうなってもいいのではないかとか。
☆☆☆
とか、書いていたら。岸田首相が爆弾テロにあいました。え。一気に現実に引き込まれていって驚きました。ツイッターとか見ていないと先ほど書いた通りに見ていなかったので、親近者から「岸田首相が襲われた」といきなり言われて驚きました。
今は、12時20分。NHKで繰り返し報道が流れています。同じ映像が繰り返し伝えられています。現実ってヤバいですね。日本って無敵の人が多くいるので怖いですね。発煙筒のような物での爆破テロとは。一人でやったというのが日本人らしいです。岸田首相が和歌山県警本部に入ったということで、岸田首相は無事なようです。昨日、TIME誌が発表した、2023年「世界で最も影響力のある100人」に岸田首相が選ばれて近しい日付なので、有名になったり影響力を持ったりすると大変な災いに襲われてしまうのだなあと感じました。
岸田首相が無事で、ケガも無く、なによりです。
☆☆☆
私は本文では何を書いていましたっけ。確かセパゾン錠を断薬してこの世がリアルに見えるようになったとか書いていたような記憶があります。どうでもいいような、どうでもよくないような。個人的には向精神薬を飲んだり飲まなかったりした時の変化なので、書き記しておくことに越したことはないかと思います。
午後からは、記帳に行って、BOOK・OFFなりに行って、PokémonGOコミュニティデイとかも行って。行動して生活が豊かになるよう、なんとか努めていく所分であります。
変化は良いのか悪いのか。そんなことは変わった後の、数日後にしか分からないものですから。今は評価は出来ませんね。
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