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統合失調症患者が新型コロナウイルスに罹患したらどうなるか

──『Covid-19より統合失調症(本物)のほうが断然きつい』──
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 タイトルから書いています。
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 2024年3月23日(土)。14時34分。

 Covid-19に罹患しました。

 こんにちは。井上和音です。

 統合失調症患者が新型コロナウイルスに罹患したらどうなるかと言えば、言うて何も統合失調症の症状が悪化するとかそういうことはありません。いつも通りに幻聴が聞こえ、いつも通りに私を非難する言葉を浴びせてきます。

 パソコンの文字の反応が遅くなってきた。スピード以外に何も要らないのだけど。10万円で買ったノートPCもそろそろ限界か。

 遅いねん。と打っていたら幻聴で「引退しろ」とか声が聞こえてきます。ほらいつも通り。幻聴は無責任に私を廃人へと送り込みます。

 Covid-19ですよ。今はコロナウイルスに感染中なのですよ。

 「マジで」「嘘だろ」とか幻聴が聞こえてきますが、いや、知っていたでしょ君たち。ただの幻聴なのですけれどね。

 2024年3月21日(木)に急激に熱発しました。38.0℃。職場に連絡して、発熱外来へ。インフルエンザ陰性。Covid-19、陰性。なぞの感染症ということで幕を閉じました。

 「もしも土曜日になっても高熱が続くのならばもう一度発熱外来に来てください」とのことだったので、行きたくはなかったけれど、発熱外来へGOしました。

 「風邪だとしたらあまりにも重たい風邪になるので、点滴と血液検査をしてみましょう」ということでした。こうやって血液検査して、白血球の数値が異常に高いですとかなって、ベルトコンベア式に不幸へと陥っていくことを警戒していたので病院に行くのは嫌でした。新型コロナウイルスもインフルエンザも陰性だったので、下手したら白血病の疑いがあると本気で思っていました。

 白血病と診断されたらどうしようか。入院したあとでブログを書き続けることは出来るだろうか。入院先にWi-Fiなどあるのだろうか。そもそもパソコンとキーボードを持ち込んでもいいのだろうか。白血病と診断された後もブログを続けていたら、続けられていたら、運命には逆らえないけれど本望ではあるなと考えていました。

 白血病と診断されたら将来のこととか考えなくてよくなりそうなので、ポケモンカードのレックウザとかブラッキーとか買いそうだなと考えていました。どこでもWi-Fiを診断が下った今のうちに契約しておこうかなとか考えていました。

 それくらいに、不幸には底が無いと知っていて、自分が被る不幸は突然の白血病の後にツイッターで可哀想と有名になりながら死ぬのが、まだ自分にとっては幸福な最期なのかなと思っていました。

 「井上さん。コロナでした」

 自動車に乗っていた私に医者が告げてきたのは、新型コロナウイルス、Covid-19Possitiveの検査キット。もろピンク色でPossitiveになっていたので、「ああそうか。これが噂のコロナウイルスというやつか」と納得しました。

 血液検査で血を抜かれることもなく。点滴もなく診察は終了。なぜか一昨日よりも診察代が安かったのはなぜなのか。初診診療の金額が高すぎなんじゃないのと思いながら、私は正式にコロナウイルス感染者の一員になることになりました。

 残念なことに、一昨日の時点で新型コロナウイルスに罹患していたので、一昨日から普通に一緒に過ごしてきた親近者にも、恐らくは感染を広げてしまってもう取り返しがつかない状態になってしまったのかなと思う点が悔しいところでした。

 今日から、今日の昼から隔離生活。部屋から出るときはマスクをする。一緒に食事は採らない。まるで精神科閉鎖病棟隔離室のような感じがしましたが、なんとなくもう遅い気がします。

 申し訳ございませんでした。

 「Covid-19のパンデミックが終わった後にCovid-19に感染する辺りが、時流に乗れない井上さんらしくてとても良いです。4月からコロナウイルス罹患者への公費負担が全て解除となるなかで、残り1週間、ぎりぎりのところでコロナウイルスに罹患する辺りも井上さんらしいです。無駄に運が良い。今日の出費もなぜか3000円くらいで収まったのでしょう。来月からは倍になるのではないのでしょうか。

 これ、解熱剤を飲んでいたら普通に動けるので、たまに熱が高い春休みでも貰ったと思えばいいのではないのでしょうか。勉強だってできそうですし。昨日なんて普通にProgate を進めていましたし。解熱剤を飲んで、熱が下がる。そのうち解熱剤の効果が薄れて、熱が上がる。まるで熱発のsinカーブを描いているような日々ですが、まあ、普通に生活できますね。

 Covid-19ごときで統合失調症が治まるとかそんなことはありえないのですよ」

 怖いね、統合失調症。例えばCovid-19くらいで全国のニュースを2年間くらい席巻したので、日本国民がみな統合失調症に罹患して、「テレビが言っていることが暗号に聞こえる」とかなったら国家の危機ですね。Covid-19と統合失調症と発達障害を同時に罹患している身からすると、Covid-19では統合失調症には勝てない。統合失調症はヤバいということで結論が出そう。

 陰性症状で寝込むくらいの統合失調症だったらまた別なのかもしれないけれど。テレビが暗号を伝えてきているとか感じ始めたら、本物ですよ。安心してください。障害年金は確実に貰える重症患者として認定されるでしょう。

 Covid-19になって悲しいのは、親近者と気軽に話せなくなってしまったことですね。会話相手がいなくなると、病院の入院生活と同じで、寂しくて、何の意味もないなあと感じてしまう日々になってしまいますからね。

 親近者がCovid-19に自分も感染しないかビビっていますが、ワクチンを6回以上打っているので特に重症化することもないと思いますし、もはやもう手遅れ感は否めません。申し訳ございません。自分の部屋以外では確実にマスクを着用しますので、その行動力だけは認めてくださいな。

 白血病とかじゃなくて本当に良かった。今のところは髪の毛が抜けていく様子もない。よかった。

 以上、時代に乗り遅れた統合失調症患者のCovid-19罹患記録でした。

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井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
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