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人生は短い方が1日の濃縮度は高い

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 タイトルから書いています。
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 2023年3月28日(火)。21時19分。

 サッカーキリンチャレンジカップ、日本vs.コロンビア。場所、ヨドコウスタジアム。大阪。1-2で日本が負けたらしいです。Google検索で調べました。

 サッカー日本代表を前半しか見る気がしなくなってしまったのは、一体いつからそうなってしまったのだろうか。

 こんにちは。井上和音です。

 何も感情が無いです。本当に何もないです。声も小さく、か細く。うつ病と言えばそれで終わりなのですが。

 明日も仕事なんです。

 ちなみに言えば明後日はお花見ということで。

 明々後日しあさっても仕事なんです。
 
 「こんにちは。年賀いやがらせです。今日はすさまじかったですね。え? 何がって? サッカー日本代表の話ではないですよ。

 下痢です。仕事中の下痢です。

 凄まじかったですね。なんですかあれ。音としては滝に近かったですよ。あんな音が出るのですか。バケツでもひっくり返したのかと思いましたよ。

 ストレスですね。もうダメなんですよ。感情も無くなっていますし。家に帰ったら下痢も何も無かったかのように元に戻っていますし。その代わりに感情というか、皮膚の感覚すらも鈍麻してきているとか。

 ガチのうつ病待ったなしです」

 助けて。らせえもん。

 僕はどうしたらいいの。

 たいしてストレスの掛かることをしていないはずなのに、身体が追い付いてくれないのだけれど。

 「タイトルにある通り、短い人生のほうが1日の濃縮率が高いというのは本当かもしれませんし、本当ではないかもしれません。ただ、こんな『極限までネガティブだけど真理っぽいこと』を思い付く当たり、ガチのうつ病待ったなしです。

 どうしたらいいのでしょうか。

 と言っても、どうしようもないので、淡々と生きていってうつ病になったとしても周りに悟られないように『元気で居る振り』、『普通の振り』をして生きてくしか無いと思いますけれども。

 THE FIRST SLUMDUNK でも名言で残っているじゃないですか。『こんなに心臓がドキドキする。逃げ出したくなる。それでも普通の振りをして戦っていくんだ』(原文ママではないです。脚色が入っています)みたいなことを言っているじゃないですか。

 うつ病になっても精神科閉鎖病棟隔離室に入れられないように、普通の振りをして生きていけばいいのですよ」

 実はみんな、西尾維新先生の描くいーちゃん並みに精神力がタフだったりして。

 笑いたくないところで笑ったり。目上の人の冗談には気持ち良く笑ったり。それが本当の笑顔であることを鈍麻が加速し過ぎて、本当の自分とは一体何か分からなくなってしまっていたり。

 それが大人ってやつですよ。

 大人は全員うつ病ですよ。ただ『普通の振り』が出来るかどうかの違いだけですよ。

 死ーん。って感じです。どちらかと言えば、死因。という感じです。

 ーん、かもしれません。これ、統合失調症になる前に一人暮らしの頃に憧れていた人が創っていた造語ですが。

 死ーん。詰ーん。

 空調「ゴォォォォォォォ」時計「カタッ、カタッ」僕「死ーん」

 僕「……やあ!」部屋「死ーん」僕「(詰ーん)」

 笑顔になってきた。ああよかった。明日も仕事ですね。頑張りましょう。

 と言いたいのですが、考えてみれば「頑張る」というのは頑張れる土台がある人が言う言葉であって。僕のように「特に何もしていないけれども下痢が止まらず頑張ることすら出来ない」という人はどうしたらいいのでしょうか。え? 精神科はいいぞ? ポケモンのゲームで「さいしょからはじめる」ボタンを押す感じで、ぽちっと簡単にいけるぞ。マッサラタウンからやり直しだ。はい! 退院明けの最初はデイケアから始めましょう。数ケ月経ったら就労移行支援事業所に数年通いましょう。はい。よく出来ましたね。精神障害者なのにえらいえらい。(裏で税金が就労移行支援事業所にチャリーンと落ちていきます)。はい。働きましょう。あっ! 「さいしょからはじめる」ボタンを押してもう5年経ってました! まあ、精神障害者だから仕方ないね。ゆっくり行きましょう。ゆっくり。あ。同級生が二人目の子供を産みましたよ。あ。相談に乗ってくれたいた部活動の友人もめでたく結婚しましたよ。あ。あ。あ。ぁ。……。

 この主人公は犯罪か何か犯すか人里知れぬ山の中でひっそりと首でも吊ってそうな。

 誰だってこういう人生になってしまったら死にたくなってしまうでしょう。

 死にたくなっていいのかもしれません。死にたいと思ったことのない人間は、よほどの金持ちかただの馬鹿です。これもツイッターで知った名言なのですが。

 誰でも死にたいと思っていますよ。はい。誰でも。皮膚の感覚が鈍麻して鈍麻して鈍麻しても生きている人間はたくさんいますよ。死んでも死んでも神さまから殺されない人間はたくさんいますよ。

 「死にたい」とぶっちゃけて言っちゃったら「さいしょからはじめる」ボタンしか残されていないこの社会の仕組みがおかしいのです。

 と言いたいのですが、公務員なり会社員なりならば、「病休」ということで「さいしょからはじめる」ボタンを押すことなく身分が保証されているのですね。

 なんたる羨ましさ。精神障害者は非正規雇用が多いですが、非正規雇用で「死にたい」とぶっちゃけたら「さいしょからはじめる」ボタンを押すしか無くなり、5年が経った後に本当に死んでしまって「あんなに頑張り屋だったあの人がなんで」みたいに会社の人から言われて、言われても数人くらいから言われて、それで終わり。

 助けてくだせえ。らせえもん。ひみつ道具を何か出して。

 「コンサータ! レンドルミン! ジプレキサ! リスパダール! エメダスチン! カロナール!……」

 あ。ぁ。

 ひみつ道具のせいでうつ病チックになっているのではないの。

 「井上さんが『サラメシ!』とか言ってツイッターにあげているお昼ご飯も、実はおにぎりの方は食べることが出来ないくらいに、コンサータの摂食障害が進んでいるとか。しかしコンサータが無いと起きれません。働けません。通勤できません。ああ。ぁぁ」

 私の名前は井上和音。精神障害者保健福祉手帳2級。障害基礎年金2級。主な状態が統合失調症。副症状で自閉症スペクトラム障害。……だったけ。

 堂々と名乗って生きましょう。はい。私は精神障害者です。薬もたくさん飲んでいます。もうダメだと思うことは、TRAIN TRAIN ではないですが、数限りなく「もうダメだ」と思ってきました。今まで何度でもありました。今日もその一部に過ぎないのかもしれません。本当にもうダメだと思う時は、閉鎖病棟で固い枕を敷いて、天井をぼーっと見上げている時かもしれません。いつかはやってくる瞬間なのかもしれません。

 自分に都合の良いことなど一つも起きません。計画していたことはすぐにご破算になります。今日だって寝坊して、最後の「キャッチ 世界のトップニュース」の中の「映画で見つめる世界のいま」も見過ごしてしまいました。全てはどうでもいいのかもしれません。たかだか見逃しただけで。見逃したのならば、それは放送が無かったのと同義で。自分の認識の中には都合の良いことなど一つも起きません。

 認識が全てと言うのならば目の前にあるこの文章たちが、今、生きている私が感じ取ることの出来る世界の全てです。

 うつ病になったら身体を動かすのが困難になるでしょう。排泄も出来なくなるでしょう。食事も。何も出来なくって入院になるでしょう。それまでは普通の振りをして生きていきましょう。さあ。眠れ。井上和音。レンドルミン錠で深く楽しく夢すら見えない闇の中へ。

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井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
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