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頭が悪いのに頭が良くなりたい、結果が欲しいと願うだけ無駄なのに、自分の能力に投資する馬鹿がいる。

──『不幸を、舐める。
   絶望を、分け与える。
   だから、だからこそ美しいんだ。』──
☆☆☆

 2024年4月6日(土)。16時31分。

 TOEICの結果が返ってきて、460点だったのは記憶に新しい。

 自分には、勉強の才能がないことをしみじみと知ってしまった。

 自分は熊本高校に合格したので、少しくらいは頭がいいと思っていた。

 二浪した辺りからおかしくなっていった。

 最終的に同志社大学に落ち着いた。

 同志社大学では朝が起きられなくなった。ツイッターでは堕落した大学生が普通の大学生のように囚われがちだが、実際の大学生は落第することもなく、二年の終わりの頃には第二外国語も履修を終えるのが普通だった。

 四年になっても第二外国語の履修が終えていないのは自分くらいのものだった。フランス語があと1単位だった。

 四年の春学期で終える予定だったのだけれど。他の必修科目はきちんと取っていっていたので、卒業は出来そうな気はしていた。

 四年の春学期。五月ごろに統合失調症になり閉鎖病棟に本人の同意なしに入院され、3ヶ月もの間京大病院西病棟で暮らしていたので、大学など行けるはずもなく留年が決定した。

 ここまで記述したので分かるかと思うが、実際は地頭は全くよくなく、睡眠障害も重なって、年を経るごとに生活そのものが崩壊していった。頭が良くないのだ。

 今に戻ってきた。土曜日も特に何もやることがないので中国語のHSK3級のテキストを1.5倍速で聞いていた。何も覚えることは出来ていない。考えてみれば馬鹿なので、勉強する価値もないのではと思ってしまっていた。

 そんな中で、フランス語にもう一度挑戦したくなってきた。お金が無くて出費は出来るだけ控えたほうがいい中での衝動だった。

 こんにちは。井上和音です。

 その衝動に抗うために、友人や従兄弟に相談を持ち掛けようとした。LINEで電話を申し出たが、誰一人返事をくれる者はいなかった。

 ツイッターでもスペースを開いたが、誰一人スペースに参加してくれる人はいなかった。

 フランス語だけでなく、語学は生の声を聞かなければ一向に上達しないとは分かっていたので、生のフランス語が聞ける単語集だったり、文法書だったりを買うか迷った。

 迷った。

 TOEICの問題集を3300円で買ってしまった。紙の本だ。

 その上またフランス語を買おうとしていた。フランス語検定でも受けるのだろうか。私は何も知らない。

 フランス語の本を買ったら5000円は飛んで行く。貯金ができない。5000円は高い。メリットデメリットが分からなくなり、パニックに陥り、電話していいか尋ねていってしまった。

 考えてみればたかだか5000円の出費である。それでパニックに陥るような、そんな低い収入だからパニックに陥るのかもしれない。

 もう嫌だ。もう嫌だ。友人もどんどん減っていく。フランス語なんて買ったところで何も覚えはしないのだ。中国語だって全く覚えきれていない。そもそも何で中国語なのだろうか。土曜日に他にすることはないのだろうか。

 悩みまくってフランス語の教材を買い、スマホに音源をインストールして、そのあと寝た。パニックはセパゾン錠を飲んで治めたが、今日だけで1万円近く、語学に関する本を買ってしまった。意味が無いのに。これが大学生とかならば分かるのだが。何も意味が無い。明後日からはまた仕事だ。フランス語が分かって何かいいことがあるかと言われれば特に無い。

 おつかれさま。寝込んでいいよ。意味無いね。HSKまで2ヶ月あるけど中国語だけに集中しておけば何も問題はなかったのにね。何で頭が悪いのに、頭が良さげな行動とか出費とかしか出来ないのだろうね。苦しいね。苦しいね。

 もう午後も終わる。苦しいね。苦しいね。

 置いてあったゆで卵を一口で食べた。お腹が空いた時にすぐに食料にありつけるなんて恵まれているね。恵まれているね。

 It's 生身 It's 生身 yhea yhea yhea.

 英語が出来ないのがバレる。統合失調症だ。関係なく、統合失調症とは何も関係がなく、無能の人生は続いていく。

 苦しい。

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井上和音@統合失調症・発達障害ブロガー
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