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ドル・コスト平均法とは?
ドル・コスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法になります。
ドル・コスト平均法で金融商品を購入し続けるときには、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
ドル・コスト平均法で、ある金融商品を毎月3万円ずつ6回購入し続けた例をご覧ください。
ドル・コスト平均法で積み立てたほうは、
合計で22口購入でき、平均購入単価が8,181円です。
それに対して定量購入では、18口購入できて平均購入単価は10,000円です。
つまり、ドル・コスト平均法のほうが4口多く購入できています。
そして、平均購入単価は安く済んでいることがわかります。
※上記例は、わかりやすくするために単純化して説明しています。
「定額」で購入するドル・コスト平均法は、毎回買い付ける口数は変わります。
毎月など定期的に決まった金額を購入するという設定をすれば、相場が高いときには少なく、相場が低いときにはたくさん購入するということが自動的に行われます。
一方、「定量」で購入する場合は、
毎月決まった口数の購入ではありますが、
価格が変動しているため買い付けのたびに支払う金額が変わることになります。
最も価格の高かった2ヶ月目と6ヶ月目では2口の購入ですが、最も価格の低かった4ヶ月目と5ヶ月目では、6口購入できました。ドル・コスト平均法は長期的な資産形成を行なう際の価格変動リスクを低減させる手法の一つなのです。
ドル・コスト平均法は、10~30年など長期スパンでの資産形成を前提として、金融商品を定期的に定額で購入していく投資手法のことです。
少額でも毎月定額の投資をすることで、リスクを分散しながらコツコツと資産を増やしていくことができます。
では、ドル・コスト平均法のメリットとデメリットについては、次回ご説明させて頂きます。
➡ ドルコスト平均法のメリットとデメリットについて