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ドル・コスト平均法のメリット・デメリット!

●ドル・コスト平均法のメリット

ドル・コスト平均法の場合、
毎月など定期的に定額を購入しますので、
いったんその設定をしてしまえば、
あとは何もせずほっておいても大丈夫です。

また、相場に関わらず購入額が固定されるため、
基準価額が高いときには購入口数が少なく、
基準価額が低いときには購入口数が多くなります。

もし、基準価額が下がっても、「たくさん買うことができた」と考えることができますので、毎日相場をチェックして一喜一憂する必要がありません。

また、相場を読み違えて高値掴みをしてしまった。ということも避けられます。


自由・観光


まとめますと、

【メリット】

・定額・定期購入なので手間がかからない
・高値掴みを避けられる
・相場の動向に一喜一憂しなくていい
・平均購入単価を下げる効果がある


ドル・コスト平均法のメリットがある反面、デメリットもあります。


●ドル・コスト平均法のデメリット

まず、毎月など定期的に定額購入するという購入頻度の高さにより、手数料がかさむことがあること。
例えば、株式手数料は、通常1度の取引額が小さいと手数料率が高い傾向があります。少額ずつ高頻度で買い付けをするとトータルの手数料が割高になる場合があります。

一方で、投資信託であれば購入時手数料は購入額の大小にかかわらず購入金額の1~3%程度かかるのが一般的です。手数料のデメリットはそれほど気にしなくてよいでしょう。さらに、ノーロード(購入手数料が無料)の投資信託もありますので、それらを選ぶと購入手数料は不要になります。

次に、ドル・コスト平均法にはリスクが無い訳ではありません。メリットのところで平均購入単価を下げることができるという話をしました。それは損をしにくいということにつながりますが、損失が出る確率は0%ではありません。長期的に価格の下落が続けば、購入口数は増えても結果的には損失が出ます。元本保証では決してないので、売るタイミングによって損をすることがあることも理解しておく必要があります。


株価・急落


けれどリーマン・ショックでも、5年後には暴落前の水準に持ち直しています。つまり、下落が続いたとしてもその時を耐えることができれば、利益を得られる可能性は高まるということができます。下落したときにも慌てず、価格が上昇する機会を待てる資金、時間の余裕、精神面での理解が必要になります。

また、ドル・コスト平均法は短期間で大きな儲けを出す手法ではありません。安値になったときに大量に買うなどのコントロールもできません。長期投資を前提として定額を定期購入するという仕組みは投資初心者にはメリットですが、短期間で大きな儲けを狙いたい人には不向きといえます。

まとめると、ドル・コスト平均法には以下のようなデメリットがあります。

【デメリット】

・手数料がかさむことがある
・売るタイミングによっては損をすることもある
・短期間で儲けを狙う人には向かない
・短期投資には不向きである


豊かな人生


●ドルコスト平均法で長期的な資産形成を

ここまでご説明したように、ドル・コスト平均法は、株式や投資信託などを定期的に定額購入することで、手間なく、かつリスク分散の効果を得ながら資産運用することができます。長期的に資産形成をしたいけれど相場を頻繁にチェックする時間がないという人などに向いている手法ですが、万能というわけではありません。デメリットも理解しておき、自分に向いている手法かを理解しておくことも大切であると言えるでしょう。


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