アメリカの優位性(その1)
国内又は海外に投資をするとき、なるべく安定したリターンを望めるところへ投資をしたいと考えるのが、普通ではないかと思います。投資をするときに、著名な投資家さんたちもアメリカが投資先にはいいという人が多いです。なぜ?アメリカがいいのか?ということを簡単にご説明します。
アメリカの優位性ということでお話を進めますが、なぜアメリカは経済力があるのか?という点と、アメリカの経済は成長性があるということについて説明をしてみます。
よく指標になるのが人口動態と経済力だと言われています。
指標の1つである人口を見てみるとアメリカは、今後も人口が増えていくと予想されています。国連人口部・2019年発表によると、2019年のアメリカの人口は約3億2,800万人で、2050年には約3億8千万人になると予測されています。日本はどうなのかと見てみると2019年は約1億2,600万人で、2050年には約1億580万人となり減少しています。
アメリカは先進国で唯一、人口増加が止まらない国と言われています。
人口が増えるということは、その国において消費が生まれます。赤ちゃんが生まれるわけですから、オムツを買ったり、お祝いしたり、その子が成長していって学校に進学したりという感じでお金を使います。衣食住の需要も伸びます。その後子どもたちが育つとその国の労働力になります。社会保障を多くの国民で支えることができますので、税金の使い道も圧迫しません。
人口が増えるということは、国が成長していくエンジンになります。経済の市場も拡大していきますので、経済的にも発展していく可能性が高まります。
人口だけ増えるということでいえば、中国やインドはどうなのですか?という言葉が聞こえてきそうですが、他の新興国においても人口増加をしていく国があると思います。
ここは重要なポイントになるのですが、人口増加×イノベーションが合わさって初めて経済はスピード感を持って成長していきます。『新興国市場の特徴を知ろう!』でも取り上げましたが、人口が増えるだけが決して、経済の発展と株価高騰というような図式は、必ずしも生まれてこないことが分かっているのです。
ここで日本はどうなのか?ということを考えて見ると、日本の人口は、今後右肩下がりで下がっていくことが予想されています。2050年は約1億580万人となりその後も下がり続けると言われています。
人口動態だけ見ていてもいけませんので、次回はアメリカの優位性(その2)ということでアメリカ市場の強みに焦点をあててお話していきます。
今日は、ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。
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