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阿佐ヶ谷アニメストリートでリアル推理

某日、阿佐ヶ谷駅近くのアニメストリートで起こった或る事件の協力を金田一少年に依頼された私たち4人は、警察部外秘の捜査資料を持って聞き込みにあたった。

ストリート内では怪しいアニメグッズ店、怪しいアクセサリー店、怪しいコスプレ店などが軒を連ね、我々を翻弄させようと待ち構えていた。特にアクセサリー店の男店長がオススメだ。無骨な見た目にそぐわぬ装飾職人の濃いキャラ全開で世間話と貴重な情報を巧みに織り交ぜ繰り出してくる。

事件について簡単に説明すると、ストリートの阿佐ヶ谷駐屯地という店で働いていた杉南さんという男性がイベントスペース内で死亡していた。他殺の確証はないが怪しい手がかりが幾つか残されていた。もしも犯人がいるとしたら、それは一体誰か?関係者リスト、遺品、供述調書などを元に独自の推理を行い、告発状に書き込んでみる。見事全ての推理が当たればあなたの勝ちだ。

私たち4人は昼から夜まで5時間以上粘ったが結局半分も解けなかった。一応犯人は見つけられたが、完全勝利とはいえない結果に終わった。終わると共に解決資料がもらえ、そこに全ての謎解きが書かれている。それを読んでおいおいおいとつっこむもよし、うちらひねって考え過ぎやったな・・と半笑いするもよし。ポイントはあくまでも漫画的、推理ゲーム的感覚で考えること。現実的にそんな事するかどうかとかいったアプローチは無意味な時間の浪費であった。

やってみて皆で感じた一番の面白さは、なんといっても『お店の人に聞き込むこと』だった。推理ゲームをやってきた人なら誰しも憧れるあの行動。それが本当にできるのだ。お店の店員さん達はちゃんと関係者の顔をして「あの人は・・・」と話してくれる。こっちがやる気をだして探偵の演技をすればもっと気分を味わえるやり取りができただろう。

この聞き込みという貴重な体験ができることがとっても新しい感動をくれた。それだけで楽しかった。

あともう1つ。捜査資料の中を隅々まで読んで足を使って行動する事によって見つかるものがあるのが、画面上・紙切れ上での推理ゲームでは絶対に無い面白さだ。リアル体験満載のイベント、最高。

一人で参加している人もちらほら見かけたが、個人的には組んで参加をおすすめしたい。あーだこーだ真顔で推察を語ってなりきり推理少年少女ごっこがしやすいからだ。

http://www.yte.co.jp/info/info.php?id=16 :イベント詳細情報

好評につき、7月末まで開催期間延長とのこと。推理好きはぜひと言っておきます。推理内容は漫画的と言ったけど、現在数百組が挑戦していまだ6人しか全問正解できてない超難問。あなたは全ての謎を解けるだろうか!!

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