官僚になって、クビになってみたい
厚生省(当時)の医系技官として勤務していた宮本 政於氏が、勤務先を真っ向から批判した本。
内容は大したことがない。
無意味な慣例、事大主義を小姑的に批判した本でしかない。
しかし、この程度の本を書いただけで、宮本 政於氏は遠隔地に転勤となった。その後、彼は無断欠勤などを理由として、懲戒免職となった。
この人は、経歴からして、医系技官をやる必然性が全くない。
日大医学部卒業、医師免許を取り、米国でも医師免許を取って、米国病院で医師として勤務し、米国大学教員までやっている。
これだけ能力があったら、医系技官などバカバカしくてやってられない。周囲の人間がすべて無能に見えるだろうし、まして、バカ政治家のご機嫌取りである国会待機などやってられない。
宮本氏は、仕事がつまらないから厚生省を辞めようと思ったが、自分から言い出すのも悔しいので、あえてヤンチャをしてみて、クビになるまで居座ったということではないのか?
もしも自分が宮本氏の立場だったら、別の態度をとる。
怠業するのだ。
勤務時間内は仕事をするが、定時出勤、定時退勤してしまう。
国鉄用語で言えば、順法闘争である。
国家公務員に労働基準法は適用されないのだが、労基法に準じた就業規則があるはずだ。就業規則どおりに仕事をしてしまうのだ。
それで不利益取扱いを受けたら、不服申立てをして、さらに裁判までやって粘る。政府を相手にゴネまくる。