高額療養費引き上げには賛成である
救貧政策が、多重底になっていることが問題だと思う。
「健康で文化的な最低限度」の生活は、生活保護法で保障されている。
ところが、生活保護よりもずっと上の水準の生活を、医療保険や介護保険や公的年金で、(不完全に)保障してしまっている。
多重底社会保障は、経費がかかりすぎる。
病気、障害、老齢など、困窮原因にはいろいろあるが、困窮原因にかかわらず、全く公平に、同一水準で保障すべきだと思う。
社会保障は、生活保護に一元化すべきである。
「がん治療費による困窮で生活保護になるのはいやだ」
がん治療をしていない人の生活保護はどうでもいいのでしょうか?
がん患者が、生活保護水準の生活では我慢できないということでしたら、生活保護の基準自体を引き上げたらいいじゃありませんか。