老後家計は、「世帯分離」がキーコンセプト
「世帯」とは、同居していて生計を同一にしている集団のことです。
同居親族でも、生計が別なら別世帯だし、血縁関係がない居候でも、同居して同一生計だったら、同一世帯にできます。
別居家族でも、仕送りしていて同一生計ならば、同一世帯です。
状況別!世帯分離のメリットとデメリット|戸籍の手続きガイド-役所や裁判所の利用方法-
「世帯変更届」を役所に提出すると、世帯分離や世帯統合ができます。世帯変更といっても、住民票の記載が変更されるだけです。
世帯 → 住民票の記載事項
夫婦、親子 → 戸籍の記載事項
という対応関係があります。
これらが混同されると、「世帯分離するとは、家族の縁を切ることか?」と短絡する人がいます。違いますよ。
実家の隣に住む祖母(故人)は、扶養から外して別世帯にしたほうが得だと税理士から言われて、世帯分離したら、「私はもう家族じゃないんだ」と勘違いしたらしくて、相当、ションボリしていました。
医療介護福祉に多くを頼る経済弱者の場合、世帯分離して独立生計にした方が、より多くの金を政府から受け取ることができます。
世帯分離にはメリットが多いんだが、世帯分離できないことがある。
夫婦です。
別居夫婦は世帯分離できることがあるが、大抵は無理です。
よって、片方あるいは両方が身体障害者となる可能性がある高齢夫婦は協議離婚すべきです。離婚しても、内縁関係として生活したらいい。
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