治安の悪い中学校に入ってしまったら、どうしたらいいか?
日本の大半の地域には、私立中学なんて存在しなくて、小学生は、地元の公立中学校に入学します。学区制だから、選択はできない。
ここで、中学ガチャが発生します。
授業水準とか同級生の水準とかは、大した問題ではないです。中学生本人の能力しだいでどうにでもなるからです。
本当に恐ろしいガチャとは、治安です。地域と時代という二次元ガチャでハズレを引くと、犯罪が横行する世界で、3年間生活させられます。
暴行、恐喝、強盗、窃盗、器物損壊、強制わいせつ、違法薬物摂取などが、生徒間で発生しても、公立中学校では対応できない(しない)のです。また、学校敷地外での生徒間犯罪は、学校の管理外でもあります。
公立中学校では、生徒は退学にできません。出席停止は、制度としてはあるが、校長が自分の経歴に傷がつくことを恐れて、処分を発動しないのです。
嫌になった生徒が、中学校を退出する自由もありません。登校拒否をするぐらいしか選択肢がない。
校内犯罪の有効な対策とは、警察に被害届を出したり、加害者生徒を告訴することです。問題を外部化してしまう。
家庭、学校、職場など、身近な問題で、警察や弁護士に頼ることが嫌な感じがするのは、問題を外部化したら、コミュニティからパージされる恐怖があるからです。
村八分の恐怖
中世社会での村八分とは、「仲間はずれ」なんて生易しいものではなくて、実質的に死刑でした。農民が生まれ在所(ムラ)から追放されたら、餓死するしかなかった。
しかし、本能的恐怖を我慢して、冷静に考えてもらいたい。
公立中学校なんて、そこに住んでる人なら誰でも入れる、最低のコミュニティなんだから、パージされても、不利益は大してないです。せいぜい、被害者生徒が校内で孤立するだけです。それでも、繰り返し、犯罪被害者になるよりはずっとマシだ。