「大学で何を学ぶか」本は10冊以上ある
高校生や大学生に、文化人があれこれと指南する、「大学で何を学ぶか」本というジャンルがあります。
Amazonで検索してみたら、こんなにあった。
高踏的に、教養としてこれは必要だ、これをやれという指南は簡単であるが、当人たちには響かないだろう。
私がお勧めしたい「大学で何を学ぶか」本は、これだ。
浅羽通明の指南は、
「大学では何も学ばなくていい」
「大学入学直後から就職活動をしろ」
というものだ。
就職とは、受験生でいうところの入試と同じであり、いつか決着つけなれければいけないのに、就職を意識の外におしやって、生活の役に立たない学問をするスタイルを、浅羽は批判している。
とすると、大学自体が無駄だから、高卒就職とか、放送大学で良くないですか?
私の就職活動は、駒場の1年次で、
「自分の仕送り額よりも、大卒初任給の方がずっと低い」
とわかった時点で、結論が出ていました。
医学部入学を、それから8年も先送りにしたのは、医学部再々入学になってしまう現実を受け入れ難かったからです。