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【もっとやれ】はるきと美琴の絡みが神すぎた。
【even;4】公演で郁田はるきが夢模様キャンバスを歌唱した後のMC、はるきから美琴へのバトンタッチの際の二人の会話について。
ここでは郁田はるきと流星パレットをベースに、このMCについて考えてみます。
解説というか私なりの解釈
はるきが「アイドルとして、アーティストとして、表現力を磨くために行っていること」について美琴に質問します。
対して美琴は、「ステージの上で誰かを感動させられるパフォーマンスをしたい、そのために私が何をしたいのかを考える。それが表現力を磨くことにつながる(と言われたことがある)」と答えるのですが、
まず考えるべきこととして、
郁田はるきはなぜこの質問を行ったか?
これは彼女の現在地点を考えれば何も不思議ではなく、至極真っ当な質問だと言えます。
直近のマイコレpssrにおいてはるきは、コメティックではない、郁田はるきだけの曲で、そして彼女だけのステージで、自分は何を伝えられるのか?何を表現できるのか?という問いへの答えを模索します。
夢模様キャンバスという曲は、衝動が赴くままに世界を駆け回り、心が捉えた色彩でキャンバスを思いのままに染めていく、郁田はるきの「像」を表現しているのですが、
GRADにも表れていたように、実際は自分が納得の行く表現ができないことへの葛藤や焦燥を感じてしまうことも多い彼女。
夢模様キャンバスが示す郁田はるきの、言わば「理想像」と現実の自分との乖離を感じていました。
答えを見つけるべく故郷に帰っていた彼女は、星の降る夜、天文台に赴くのですが、満天の星空に輝く色とりどりの星を見て彼女はこう呟くのです。
このまま、この空の色が
このスケッチブックに降りてきてくれたらいいのにな
![](https://assets.st-note.com/img/1737260479-IX9kPbz7EiZtpwdsThlUe4Qq.png?width=1200)
この夜のことを彼女は、「完璧な夜」と名付け、あの夜が終わらなければよかった、あの夜で全部終わってもよかった、とまで述べるわけですが…
完璧な夜との出会いにより、夢模様キャンバスを披露するにおいては彼女の中で、ひとまず落とし所をつけることが出来たようなのですが、
その一方で、「郁田はるきとしてのステージ上での表現」については、模索が続いていると思われます。(それどころか「完璧な夜」を見てしまったことがその探求の火に油を注いでしまった模様…)
ですから、彼女がステージ上での「表現力」について考えるところがあって、質問をしたのは自然な流れと言えるわけです。
では次に考えることとして、
なぜ、美琴さんに対してその質問を行ったのか?
結論を先に申し上げますと、緋田美琴が「完璧を追い求める者」であるから、だと私は考えます。
流星パレットの中でもプロデューサーが口にしていたように、はるきは遠いもの(※1)を見ようとしているのですが、その「遠いもの」とはつまりは「完璧」なのではないかと私は考えます。天文台で彼女は空に輝く無数の遠いもの(=星)を見て、それを「完璧な夜」と呼んだ、
しかし、今の彼女にその「完璧な夜」をステージで表現する術はなかった、
だからこそはるきは、ステージで完璧を体現するべく研鑽を重ねる美琴さんに対し、アドバイスを請うたのではないかと考えます。
わたしが思うに、この二人は、そのアプローチの方法に差異は認められるものの、「完璧を追求する表現者」という点において共通しており、
その共通項を交点として、2つの線が交差するまさにその瞬間を、私達は目撃したのではないでしょうか。めちゃめちゃ興奮しません?
美琴が「~と言われたことがあるの」と言ったのは、pssrCONTRAILでのプロデューサーのアドバイスを指していると見て間違いないかと思われます。
見ている人を感動させるパフォーマンスをするために、今の私に何ができるかを考え続ける。
はるきは、美琴のアドバイスに対して何を思ったのか。それを知る由はありませんが、想像が膨らんでしまう所です。
(※1)・・・遠いものをみるはるきについては、彼女のsssr遠き明滅が初出です(多分)、内容は難解で私も未だによくわかりませんが是非読んでみてください。
個人的なお気持ち/余談
まず、もっと当たり障りのない質問とかあったろうに、自分が本当に聞きたいことを聞く、そういうとこからはるきの抑えられない衝動を感じることが出来てめっちゃイイ。
はるきのssr猫と犬みたいな雨を読んでほしい。偶然にも、ルカに「雨が海を貫くところ」を見ることが出来たはるきはクッソ嬉しそうだ。
勿論、アイドルとしての表現力を磨きたいという意思を今回のMCに見ることできる、しかし、彼女が重ね重ね発言するように、はるきは「見せたいんじゃなく、見たい」のである。
だから、今回の美琴との会話に私が見出したいのは、はるきの成長とともに、彼女の純粋な欲求だ。猫犬でルカの見ているものを見ることが出来て喜んだ彼女は、今回は美琴が見ているものを見たくなったんじゃないか?
そういうはるきのエゴイズムを手放しで称賛していきたい、衝動が赴くままに駆け回る彼女が見る世界を、これからも一緒に見ていきたいから。
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読んでいただきありがとうございました。いちプロデューサーの妄想として受け取っていただけると幸いです。