Long time no see
先週の土曜日、アムステルダムで幼稚園の同級生に会いました。
鎌倉の幼稚園に通い、藤沢の小中に通った自分は幼稚園の同級生との接点は小学校の隔年に開催される同窓会のみ。
お互いに会った記憶はないけれど、小学5年の同窓会が最後だったであろうと考えると実に19年ぶりの再会でした。
まさかこれだけの時を経て、アムステルダムに会うとは……笑
一緒にランチを食べようとレストランの前で待ち合わせ(彼女が電車に乗り遅れたため約束より1時間ほど遅れての集合となったが)、中に通されるまで数分、お互いがどんな人生を歩んできたのか、話題が尽きず、中に通されてからもランチの注文までなかなか辿り着かない。
しびれを切らした店員さんが「ご注文は?」と聞きにきたが、メニューに目も通していなかったので、とりあえず飲み物を頼んでお互いに頼むものを決めた。
そもそも会うきっかけとなったのは出発前の7月。
SNSを通してつながりがある幼稚園の同級生数名との同窓会的な飲み会が開かれ、そこで彼女にオランダ人のパートナーがいることを聞いた。
SNSで繋がりを辿って連絡をしたところ、普段はまた別の国で生活をしているが、ちょうどこの時期にオランダに滞在するとのこと。
パートナーの実家は少しはずれにあるが、8月6日にアムステルダムに来る用があるとのことでその日に約束をした。
約束の数日前、アムスに住む別の友人から8月6日はゲイパレードだよ、と知らされる。
全然知らなかったが、街がすごいことになりそうだよ、と彼女に連絡をとったところ「その理由でアムスに行くんだよね」とのこと。
まぁ、ピンポイントで日程を提案してきたのでそうだろうな、とは思いましたけどね。笑
街は朝から大賑わい。
ジーンズに白いTシャツでいったら、逆に浮いてしまうほど町中がレインボー。
ゲイパレードとは言うものの、もはや町中を挙げてのお祭りという感じ。
これをきっかけに調べるまでは知らなかったが、オランダが同性婚を合法化したのは2001年、世界初だったとのこと。
ちなみにこの日は何かの記念日というよりも、毎年7月末から8月1週目の土曜日あたりに開催されているらしいので、まぁ、夏に騒ぐのは万国共通ということですね。
ランチを終えた後は全く予定のなかった自分は、彼女の指輪探しに付き合ってアクセサリーショップへ。
中心から少し外れた小さなアクセサリーショップ。
熱心に話を聞く彼女と、手持ち無沙汰な自分。
店員さんにはさぞ、ひどい彼だと思われているだろうなと想像しながら、一人せっせとピクミンにエキスをあげていた。
彼女が「彼にも確認したいから写真を撮らせて。あ、彼は友達ね」と言ってくれたので店員さんの誤解も解けたであろう、一安心だった。
その後は彼女の友達と合流すべく、街の中心部へ。
途中、ボートで町中の運河を通る文字通りの「パレード」も見学できた。
ズンズンと音を立てながら過ぎゆくボートを見て、これもこれで一つの異国情緒だな、と感じる。
彼女の友達と合流し、また、さらに別の友達と合流するために別の場所へ。
だんだんと仲間を増やして、街を巡るダンジョンです。
二つの選択肢が現れた!
・左折
・直進
パーティーからの提案だ!
「左折をするとゲイバーのある通りだから、大変よ。
それでも通ってみたければ、トライするのもOK!」
パーティーは軽い気持ちで左折を選んだ!
ぜんっっっっっっぜん進まない。
もはや中も外も関係なく通り全体がクラブ状態。
危うくパーティーが全滅するところでしたが、辛うじて逃げ切れました。
てんやわんやです。
そんななかに紛れ込んでいる自分を彼女が撮ってくれていました。
彼女の友人②と合流した後は運河を見ながら酒を飲み、彼女の友達の友達も加わってパーティーはさらに増え、公園に移動して、軽食をつまみながら酒を飲み…、とにかく賑やかな1日を過ごしました。
解散したのは日付を回ってから。
アムステルダムは夜遅くまでバスが動いていることを初めて知る機会ともなりました。
書き始めるとついつい長くなってしまう。
気をつけます。