見出し画像

やってみてよかった情報47「付箋で漢字と仲良く」

こないだ授業見学に来られた方に好評だったので、
あげときます(⌒▽⌒)

考え方の基本は、これと一緒です。

選べないものは書けない・「選べる」が先

この考え方は共通

ただ、
・テストで使用
・読むことに困難がないタイプ
への手立てとして書いた「選択式感じテスト」に対して、
今回は
・選ぶこともまだ十分ではない
ケースへの取り組みです。

まあ、取り組みというほど大層なことではないので書いてなかったんですが(^◇^;)
「これいいですね」と言っていただいたので、「そうなのか」となっての
掲載です。

・負担少なく「選ぶ」が体験できて
・選んだものを見て正しく書くが積み上げられて
・終わったものに赤ペンや蛍光ペンの跡が残らない
を目指してます。

3番目、結構大事で、
いかにも「教えてもらいました」「なぞらないと書けません」が残らないことで、
終わったプリントを自分が見る時も、担任や保護者に見せる時も、
頑張った満足感を持ちやすいんですよね。

手順は
①プリントの下部に付箋で正解を貼っておく
・順番はバラバラにしておきます
・ただし、子どもの実態によっては、完全にバラバラにせず、2、3問ずつの塊にしておくのもありです。
・無理なく選べる状態から始めて、負荷を調整していくのがオススメです。

この子は、バラバラにしておいても8割くらいは選べるところまできたので、
こんな感じに。

②正解の付箋を選んで、貼っていく

この写真の時、「きろく」の「き」が空いてます。
ずいぶん考えてたんですが、選べなかったんですよね。
でも、他のものを選んでいくと、選択肢そのものの数が減っていきます。
そこで「どっちかな」と考えて、最後は正しく選べました。
この、「わかるところから貼っていって選択肢を減らす」ことで負担が減ります。
最終的にはこんな感じになります。

このままだと書けないので、

③付箋をマスの下に貼り替える

・この子は下でOKですが、「横でないとわからない」という子もいます。
・そういう場合は、右利きなら左にお手本がいるので、一番左の「強弱」からマスの左に貼っていきます。
・書き終わったら剥ぐので、6のお手本の付箋が7の上になっても問題ないです。
・左利きの子の場合は、右にお手本が必要なので、一番右の「公園」から右に貼っていき、解答を7番からしていけば、邪魔になりません。

④お手本を見ながら書き込んでいく

⑤書き終えたらお手本の付箋は剥いで机に貼っていく
・どこでもいいんですけど、終わったものをプリントから取り除いていきます。
・そうすると次が書きやすいです。

このプリントの場合、さらに
⑥自分の書いた字をお手本に、下のマスにもう一回書く
が入ります。

単純な作業なんですが、
本人には負荷が少なく効果的に練習ができますし、
見ているこちらには
・すぐに選べるもの
・なかなか選べないもの
が見えますので、習得度が把握しやすくなります。
あと、選択肢の数の適量とかもわかります。

デジタルで作る時は
・プリントを背景に
・選択肢をテキストボックスにして動くように
しておけば同じことができます。

ただ、アナログの良さもやっぱりあって、
準備も手軽だし、
貼ったり剥がしたりの作業が、適度に子どもにとって楽しい刺激になるし、
私はよくこれをしてます(⌒▽⌒)

すぐできて、色々応用もしやすいですよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?