見出し画像

アプリ紹介11「iText Pad」

使いやすいテキストエディタです(≧▽≦)

掲示するなど、最終的に紙媒体にしたい文章を端末で書いたとき、テキストデータをどう使うかは、大きく2つに分けられるとと思います。


1つは「端末に入力してそのまま印刷」する
もう1つは「端末に入力したものをお手本にして手書きしていく」

学校だと、結構後者の場面が多いんです。

もちろん、前者でないとつらい子もいますから、子どもによるんですが、絵に貼る紹介文、集会の感想、お礼の手紙などなど、日常の「書く」場面は多岐にわたり、それぞれの用紙はフォーマットも大きさもすべて違います。

印刷が手軽にできてすぐに張り付けられる環境がそもそも難しいうえ、それがあったとしても、様々なフォーマットや大きさにそろえて出力するのは相当に手間がかかります。

違う用紙に書くことを嫌がる子もいますし、そもそも「想起は苦手だけど見てなら書ける」という子たちもたくさんいますし、「見て書くことに慣れていくことがその子の活動の幅を広げる」子もいます。

なので「端末に入力したものをお手本にして手書きしていく」は結構重要です。

このアプリは、そこに強いと私は感じています。

文字数と行数が指定できる
縦書きも選択できる
原稿用紙表示も簡単

ので、書きたい紙のフォーマットに合わせたお手本が作れるというあたりはもちろんのこと

表記のルールがきちんと反映されている

ので、お手本にしやすいんですよね。

具体的に言うと、句読点の位置とか拗音や促音の位置です。
特に縦書きができるアプリで、このあたりがいいかげんなものって結構あります(;^_^A

マスの右上に書いてほしいのに真ん中にドーンと表示されたりすると、ただでさえ書くことが苦手な子たちは混乱しますから。

一番活躍するのは、卒業文集の下書きだったりします(;^_^A
一般的な作文用紙とフォーマットが違う上に長いので、作文を書くことと同じくらい清書でみんな苦労してますからね(;^_^A

「印刷したものをそのまま載せれば? 」と言っても「これだけは書きたい」という子もわりといます。

デジタルの手立てを学習に使う時は、「全てをデジタルにすることで解決」を目指すのではなく、「デジタルを使うことでその子の願いをかなえることができるようにする」ことを大切にしたいなあと思っています。


いいなと思ったら応援しよう!