やってみてよかった情報11「くちびるマークを探せ!」
促音の表記で混乱している子との学習で試みました(⌒▽⌒)
昨日書いた拗音が「表記を意識しての聞き分け」が大事だったのに対し、
拗音のキモは「位置」だと思うんですよ。
例えば、「ポテトチップ」とか「スリッパ」とか、
どこかに小さい「っ」がいるんだけど、どこにいるのかわからない。
だから
「ポテトッチプ」とか「スリパ」って書いてしまう子、いるんですよね。
で、「読んでごらん」というと、これまた
「ポテトチップ」「スリッパ」と読むんですよねぇ・・・。
促音って、「無音の一拍」なんで、
耳を澄ましてもなかなか捕まえられない。
だから、MIMみたいに動作化していくのは、
とても効果的だと思います(⌒▽⌒)
ギュッって手を握ったところに「っ」がはいるって、
見つけやすいですよね。
もちろん、それで促音の位置を意識できるようになっていく子はたくさんいます。
ただ、苦手さがきつめの子になると、
そもそも言葉の拍で手を叩くことが難しいことがあります。
そんな時に「やってみてよかった」のがこれです。
全部の促音には当てはまらないんですが、
「破裂音の前の促音は口を閉じる」んですよ。
スリッパ、カッパ、きっぷなどなど
発音してみてください。
「っ」のところでくちびるが閉じますよね。
発音できる子であれば、
拍で分けるのが苦手な場合でも、
この「唇を閉じる」というのは体感できるんです。
なので「くちびるマークを探せ!」なんです(⌒▽⌒)
破裂音の前に促音がくる言葉を用意して、
「くちびるマークはどこに入るかな」と、
発音しながら探すんです。
唇を閉じたところを見つけたら、
「ここだ!!」と唇マークを入れる。
で、この「唇マーク」の場所に「っ」が入ります。
これだと「分かる!」と言いながら、
夢中で口を動かして探す子たちをたくさん見てきました(⌒▽⌒)
もちろん、
ラッコ、さっき、クッションのように、
促音の後ろに破裂音がない場合は、口を閉じません。
でも、最初に自分の体を使って探した感覚って、割と残る印象があります。
閉じなくてもいいのに「ラッコ」でも口を閉じて確認してる子もいましたし、
そうでなくても「無音の一拍」を意識できるようになるだけでも、
抜けや間違いが減るケースは多かったです。
「絶対体感できる」って、確認の手立てとしては最強だなと思ったのが、
この方法でした(⌒▽⌒)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?